おかえり2010年06月14日 18時23分


はやぶさ 最後の写真 Image credit: JAXA
Image credit: JAXA

ついに、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還しました。

や、全くノーチェックだったので、お恥ずかしい限り。
某TV番組で、帰還前に見て
「これアポロ13並な快挙だな」と偉く感動してしまった訳です。


一度、宇宙空間で消息を絶てば、
探査機みたいな小さいものは
宇宙の果てに消え、「*AY*BUS*」とか変な名前になって、創造主を
捜しに戻ってくるがいいところと昔から決まってます。

それが、微弱な電波だけを頼りに、数ヶ月掛けて探し出し、
壊れたイオンエンジンを「こんな事もあろうかと」とヤマト真田技師長的発想で
バイパス技で復活させ、地球に軌道を戻し、当初の予定から3年遅れで
地球に帰ってくる(まるでこれは「StarTrek:Voyager」)なんて、こりゃ奇跡です。


地球に戻る軌道上で、カメラの位置は(本体下にあり)地球に向いていなく
「なんとか最後に、故郷の姿をそのカメラで納めさせて挙げたい」とスタフが言ってたのですが
最後のミッション前に、探査機を操作して、撮らせたのが上の写真と思います。

下手なプロの写真より、構図素敵じゃないですかい?

今朝のニュースで見て、ウルウル来ました。
「ああ、最後に写真撮ることができたのだな」と。

本体は、流れ星が消えるごとく、星屑の様に散り去りましたが
落下カプセルは、きちんと回収された様子で、これまた素晴らしい限りです。
(中身がなくても、それはまた別の話)

これだけの技術とネバリ強さは「日本の技術ココにあり」と
閉塞感溢れるこのご時世に、堂々と、報道されるべきニュースなのですが
昨日なんて、どの民放も◎HKも報道無し。ホントねアタマに来ました。

日本が出てない、ワールドカップをその時間に放送して、
やはり反日本放送協会なんだよな、あそこ。
いっそのことA◎HKに改名せよ。


JAXAのスタフのコメントを聞いても
「はやぶさが助けてくれたんです」的、擬人化する発想は、
やはり、日本人の感性なんだなあとつくづく思います。
モノには魂が宿る感覚、欧米人からみたらアホなんでしょうけど
それ故に、モノを大切にする素敵な特質だと思います。

「はやぶさ」のニュースは、本当、久々に感動させられました。

ありがとう。そして「おかえりなさい」