オールドにはいろいろある。2025年01月17日 20時00分


Gerry Mulligan/Night Lights

たしか「クロスオーバーイレブン」の「ウエスト・コースト・ジャズ特集」だったと思うんですが
フュージョン系を聞いていたワタクシにジャズの道を開いてくれた番組。

ジャズにもいろいろありますが、インプロヴィゼーション(即興)が強すぎたり
ビーバップの強めのやつ、ウルサイ感じはどうにも苦手なんですね。

その中で、洗練された感がある(←個人的な印象w)ウエスト・コースト・ジャズ。

以前もこのスレ書いてましたわ。

Art Pepper meets The Rhythm Section ― 2006年05月21日 17時59分

で、上のアルバムは、CDも2種類、レコも1枚(新譜)を手に入れてたんですが・・・

Night Lights ― 2006年05月21日 19時09分

このレコードはなかなか見つからなかったんですね。
どこのレコード屋のサイトを見ても、だいたいSoldOut。

聞くところによると、どうやらプレミアが付いている様子。

それがたまたま、見つけちゃったんです。

しかも「ほぼ美品」の表記が。
***********************************
ジャケ:M-[EX]
カバーは表裏、軽いスレ少し・・・ほぼ綺麗なコンディション。
(スリーブは白いが経年変化で・・・ほぼ綺麗)

盤:EX[M−]/M-
極軽いペーパーマークが多少あるがほぼ綺麗なコンデ。
軽いチリあり静かな部分で聴感落ちる。

***********************************
この店では
Mはミントで新品同様、EXはエクセレント、VGはVeryGoodです。
(まあ、他の店でもだいたい同じ表記です)

さらに、US盤の初期プレスとのこと。


実は、復刻版も私が知らない間に発売されていました。
テープからリマスターですから、アナログを一度デジタイズしてるなら
アナログ(レコード)にする意味も、あまり無いのかなあとも。
(新譜で持ってるジャズのレコードは、元のレーベルと違うし、リマスター化されてたりしますね)

新譜を買ってもCDと変わらないと考え、このレコードを一期一会で、ポチっとな。


で・・・本日届いたんですが・・・
私の認識とお店の認識がまったくマッチしていませんでした。

項目と店の見解は以下の通り・・・。

①B面グルーブガード部に白い打痕あり。ゴミだと思ったら欠けていた。
 針を落とす時に、グループに近辺なので、気になる(取りあえず、針が引っ掛かる事はなし)
 販売項目にこれ記載しないの?
店>エッジ付近の白いモノはプレスミス。(記載漏れは申し訳ない)
  ただ音溝にかかってないことから、グレードや価格を下げる事はない。
 (⇧仮に私が売るときって値段が下がるよね??)

②緩やかな反りがある
店>反りはUS盤ではそれなりにある。当店では問題ない場合は記載しない。

③スレというよりカビの様な汚れがある。
 M-とあるがVG+かVGでは?




店>プレス時や保管時にできるプレス痕、軽いペーパーマークと呼ばれるもので
  US盤の多くに見られる現象で仕方がない。
  軽いスレに見える物もプレスムラで仕方ない。
  6〜70年代のUS盤では普通の事。

という話。
説明としては丁寧でしたが、私が勉強不足なんですかね。
それとも記載すべきなんでしょうかね?
(せめて写真は掲載して欲しいですよね。まあそんな所は見たことないですけどね)

プレイアブルで音に影響なければグレードは下げないとの話。
これより状態が悪くてやや高いモノもあるが
その点を踏まえた値段設定・・・との話でした。

やはり現物を見ないとこうした事が。
いや、私からみたら、正直、ハードオフの1000円クラスですけどねえ。

ただし、年代モノであることも事実。さらに、古いレコや
輸入盤は紙のスリーブしかなくて、ビニールがないことも多いから傷が付きやすい?!

タイミング的にネットでみたら一期一会ですから
次見た時には売れちゃって無いという事も。
(なんか9020の出会いと似てると言えば、似てるw)

じゃあ音は?
・・・プレイ(レコードを掛けて)すると・・・おお、お、遅そっ!
幸い、ピッチコントロール付のプレイヤーなんですが、+3.3%でようやくCDの速度なんです。

これは何?これもプレスミスか、当時のカッティングマシンの所為??
日本でいえば、60Hz帯と50Hz帯の昔のベルトドライブのプレイヤーの違い的な感覚。

これについて尋ねると「CDの速度を知らん」とな。
超有名なレコードですよ。そりゃウソでしょ!?

ということで、一見さんで利用したお店ですが
中古レコード屋さんはこういうモノなのかもしれないけど
私とは相性は良くなかった様です。

<おまけ>
ちなみに比較対象に記載しますが・・・以前、東北のアナログ店で見つけた
山下達郎の「FOR YOU」をゲットした時のコンディションは・・・


表記はMINT。
実際の盤も本当に綺麗で、私が(捨てちゃった)持ってたのより、ずっと綺麗なくらい。
つまり表記通りというか、イメージ通り。

今同じお店で在庫を見ますと
これより下がるコンディションで、今や値段は3倍近くに。
今や手に入らない良盤。

先日の9020もそうですが、オールドモノにはなにかある。
いろいろ勉強になりました。

METROPOLITAN JAZZ VOL.62024年12月05日 19時00分

本日は、2年振りのライブ鑑賞。

在宅勤務の後に、午後は半休としました。

で、電車が嫌いなんで、有楽町まで車で、カミさんとGO。


タイムズのパーキングって予約もできるんですね。
終日料金で、なんと1600円。ポイント残ってたんで、1500円に。


0101の隣りのマリオンの別館にある
「アイマショウ」というのが本日の会場です。



METROPOLITAN JAZZ VOL.6
Homage to Antonio Carlos Jobim

伊藤ゴローさんの率いるメンバーに
naomi&goroの布施尚美さんも合流というライブ。



お客さんは、高齢層が多くてですね(^_^;)、若い人がいなくて、まあそんなんかな。
席も2/3位しか埋まってないし、宣伝が下手だと思いますw

本日のセトリ。

ジョビンを愛する人達の、素敵な2時間でした👍

Waltz for Debby2016年04月24日 18時26分

てっきり、ほとんどスレを立ててない
「これだけは聞いておけ〜JAZZ〜」で、
てっきり紹介してるもんだと思ってました。

前回のウクレレ・レッスン。
数回続いた、陽水系の楽曲。

そろそろJAZZな曲に戻って欲しい頃。

そしたら、キヨシセンセ、言うにことかいてか
「『おもちゃのチャチャチャ』とかどうかな?」

いくらなんでも、気まぐれ過ぎます。
この教室でも、そろそろ7,8年経つんです。

「『ブンブンブン』とか?」
こころの中でも流石に『ヽ(`Д´)ノはあああっ?』と叫びましたよ。

これはダメだ。
ジャジーな「ブンブンブン」(蜂が飛ぶヤツ)ならいざ知らず
幼稚園か小学校唱歌レベルに戻りたくはありません。

半ば、強引に「JAZZの楽曲を」と、誘導します。
言わなきゃ「ブンブンブン」です。
ていうか、そこまで、我々のレベルは下がってるて事???

「JAZZかあ」と言いながら、手持ちの譜面をめくるセンセ。
「じゃあ、◎◎とか?」・・・・既にやった曲を言いはります...orz

しゃあないので、"UkuleleSweetJAZZ"にも掲載の「Waltz For Debby」を強引にリクエスト。
もう、ピアノトリオの演奏を聴くなら、まず最初に「これを聞け」という曲です。

皆の反応「・・・」し、知らないのか、Bill Evance(ビル・エヴァンス)!?

それでも構いません、もう、この楽曲に持っていきます。
「ブンブンブン」だけは、ゴメンです。

ということで、なんとか、次の課題は「Walz for Debby」になりました( ´ ▽ ` )ノ

ビル・エヴァンスが兄娘デビィのために書いたワルツだそう。
原曲を紹介しておきませう。

Waltz for Debby
<Waltz for Debby Bill Evans Trio>
私の持ってるのは、Victorの出してる、逆輸入版 XRCD/紙ジャケ仕様。
ゾンアマだともう取扱がなくて、中古でも5000円位値が付いてますが
通常版なら、あの名演奏が1000円弱で買えます。

ピアノのエバンスに対し、ベースのラファエロ、ドラムスのポール・モチアンというトリオ。
NYの名門ジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」での演奏・録音(1961年7月25日)で
ライブ感とインタープレイが感じられる、名盤です。

同日の録音である
Sunday At The Village Vanguard
「Sunday at the Village Vanguard」も素敵な1枚だけど
どちらを聴けと言われたら、間違い無く「Waltz for Debby」だと思う。

この録音の後、スコット・ラファエロは自動車事故で急逝。
後にも先にも、こんなすばらしい演奏は、再現できなくなった訳です。

タイトル名の「ワルツ・フォー・・」も良いけど、他の楽曲も素敵です。
間違い無く、ビル・エバンスを知るための1枚目と呼べるアルバムなのです。


ついでに・・・これより前、1959年の録音ですが、外せない1枚が


Portrait in JAZZ
<Portrait in JAZZ  Bill Evans Trio>
この中の、2曲目「枯葉(Take1)」は、インタープレイ炸裂で
ホントに、会話しているかの様に素晴らしい。
(個人的には、Sonny Clark Trio "Softly As In A Morning Sunrise”と双璧かな)

※ずいぶん前に、このCD、iTunesで音源を購入してたんだけど、
 昨日、SACDを購入しちゃいました。どうせなら、音が良い方がという事で。

ということで、
エヴァンスを聴くなら、この3枚を聴け、でした。


<おまけ>
つい先日、幻の録音発見ということで、出たCDがこれ。
SOME OTHER TIME
<SOME OTHER TIME>
流して聴くなら良いと思うけど、上の3枚には敵わないかな。


<おまけ2>
10月の小曽根さんのライブを予約。
クラシックとJAZZぽいコンサートになりそうだけど
そこでゲスト出演する「ゴンサロ・ルバルカバ(ピアニスト)」で検索。購入したのが、このCD。

Nocturne
<Nocturne>
ベースシストが、Charlie Haden(チャリー・ヘイデン)でした。ラテンなノリのジャジーな1枚♫
※Keith Jarrett(キース・ジャレット)との共演、「Jasmine」あり。JAZZの世界は、繋がってるのだ)

ということで、久々のJAZZのお話しでした。