星野源という名の異才2017年03月18日 15時44分


その男を知ったのは、
NHK「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」だった。

内村光良のコントって昔から好きで
といっても「笑う犬」とかよりは、その前にやってた
「やるならやらねば」頃のキャラものからだったのだけど
「サラリーマンNEO」よりは、ウッチャンのコントだからと
なんとなく、みていた。

ちなみに、この内村光良という人と共演すると
「ジワジワと、そして売れる」というのが、我が家の定説。

売れた某コンビも、改名したのは内村の番組だったっけ。

「LIFE!」の方では、どちらかというと
ココリコ田中のプラス車掌や
「勇者ヨシヒコ」のムロツヨシの方が
我が家での認識率が高かったし
かの星野源が「カセットテープの工場へ行く」会を見ても
内村が「源は音楽をやるからな」と番組中に語ってても
全然OUT OF 眼中で【どこかの劇団の人を連れて来たのかしら】
程度に思っていたのだから、ホント、申し訳ない。

そして・・・全国区人気の火付けとなった、あの某ドラマ。
『逃げるは恥だが役に立つ』の放映。

そういえば「LIFE!」に出てた子がでるらしいね、ってことで
第1話からHDDレコーダーで録画して、見ると
「なんて演技が上手いんだ、こいつ」という認識になり
そして、あのエンディング。
踊る、そして歌う。まずは、iTunesで(笑)


"恋"


作詞作曲をみた。「星野源」
お、おおう、さくしさっきょくなのか?

ドラマやコントで演技している時には
まったく「アーティスト(ちなみに彼はこの言葉に疑問ありだそうです)」
なオーラを一切まとってないのに、なんたるギャップ。

我が家でも好評だった、この番組が終了し
「逃げ恋」ロスは、録画したHDDを見れば良いのだけど
ここからの「星野源」の進撃が止まらない。

「恋」の最初のイントロ。
なんだかオリエンタルなんだけど、どこか頭に残るフレーズ。
ギター、ベース、ドラム、パーカッションと
そのサウンドの作り込みも「あの劇団員」(我が家の思い込み)
とは思えない。一体、誰なんだ、こいつ。

で、アルバムを買ってみた(まずはiTunesでね(爆)


"YELLOW DANCER"


ポップで明るい。
楽曲もバラエティーに富んでいて、ソツがない造り。
なんだろう、この感じ。
この時点では、まだそれほどでもなかったのに。


「地獄でなぜ悪い」
なんて、2013年の映画かららしいけど
おどろおどろしい感じで、飛ばして聞いてた(←バカ)。

Wikiで見ると、どうやら大病を患って、一度活動を辞めていたらしい。

そして、アマゾンプライムで

映画「箱入り息子の恋」  を 鑑賞

『逃げ恋』の平匡さんより、もっと地味な役で
真面目で内気でちょっと真摯で気持ち悪くて一途な青年を演じてた。
これは、なかなか凄い。

で・・・えっ、文筆家って?

"そして生活は続く" 文春文庫


ちょっと、エッセイも出してるってどういうこと?

この頃の文章は、そんなに上手くないけど
なんだかキラリとするのもあって、妙に人を惹きつける内容。

星野源は、子供の頃、お腹が弱くて
小学校の頃、うんちのせいで、酷いあだ名を付けられたのだ。

昭和の男子の常識といえば
「学校では、うんこをしてはいけない」だ。
個室はあるけど、入ってはいけない、デッドゾーン。
うんこはみんなするクセに、うんこをすると、うんこしたって言われる。
なんだか、このブログもうんこが連発してるぞ。

そう、かくいうワタクシも、子供の頃、いや高校生くらいまで
よく、学校で、トイレ(大)に行った人です。
たぶん、95%はトイレに行ってません、から外れる5%の人。

幸い、(小中学はね)勉強はできた方なので(爆)
バカまるだしの小学生連中には、文句をいわせず
毅然とトイレに行ってたけど、良い思いはした事ないな。

なので、私も「お腹の弱い人」族なのです。

おなじ辛い思いをしたかと思うと、それだけで、共感。

そして

"働く男" 文春文庫


映画、短編小説、音楽の事、といろいろ書いてます。
映画の紹介・・・小島秀夫バリに紹介が上手いじゃないか!
楽曲の裏話は、納得。
ひとまわり以上違うのに、聞いてる曲が似てるんだわ。
お父さんとお母さんの影響だろうかな。


さて・・これは文庫だけど
新書の入校の直後に倒れた様です。

2012年12月 くも膜下出血 のため 活動休止。
こ、これか。
2013年2月 復帰

2013年6月 術後経過により、治療に。再活動休止。武道館ライブ延期。

2013年9月退院
2014年2月復帰ライブ (ブルーレイ STANARE IN BUDOKAN )

若い人でも脳の病気になる方は、意外に多い。
更新休止中の我がサイト「Moto'sPowerWeb」は、元々ハワイサイトだったけど
ハワイで、ポータルサイトを立ち上げた「へなちょこシュン」さんは脳腫瘍だったかな。

そして

映画「地獄でなぜ悪い」 (アマゾンプライム)

映画を撮りたいという男と、刑務所に入った嫁のために
娘が主演の映画を撮りたいヤクザな話なんだけど、荒唐無稽。
いや、グロが苦手な人は見なくていいと思うけど
そこでの星野源の演技は、だらしなくて巻き込まれ型のキャラを怪演してます。

そして、その主題歌「地獄でなぜ悪い」・・・


♪ 病室 夜が心をそろそろ蝕む
  唸る隣りの部屋が開始の合図だ ♪

あ、これ、闘病生活の歌じゃない?

そんな予定が無かったらしいけど、結果的に、彼の体験の歌に仕上がってるという。

そして、その歌のところどころに、スピリチャル的な深い言葉がちりばめれてる。

♪ 無駄だここは元から楽しい地獄だ
   生まれ落ちた時から 出口はないんだ ♪
♪ 嘘でなにが悪いか 目の前を染めて広がる
  ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ ♪

 辛い事(治療もそうだったんでしょうけど)を、妄想で打ち消して進むけど
 それのどこが悪いんだ、この地獄という人生を楽しく生き抜こう
そんな歌に聞こえて来ました。

そうなると、他の歌の意味がどんどん浸透してきて、ですね。
星野源の快進撃は止まらないのです。

もう一度、ちゃんと聞きましょう。

"YELLOW DANCER"


なんで、こんなに聞きやすいのか?
そう、80年代のポップス?
ブラックミュージックや、昭和のフレーズ?
どこか新しくそして懐かしい曲が多いのです。コード進行なのか?
アースウィンドファイヤーや、ビージーズを聞いてた世代なら、ど真ん中だろ、コレ。

「SUN」
山下達郎の「Sparkle」(アルバムForYou)のリフも有名だけど
この曲もオマージュしたようなリフで始まる。
お、俺もギター習いたい!(手遅れ)

♪ 君の声をきかせて 澄み渡り世界を救うような
   君の声をきかせて 深い闇でも月の上も すべては思い通り ♪


今度は倒れる前の楽曲も聴いてみた。

"STRANGER"


『化物』
♪思い描くものになりたいと願えば
 地獄の底から次の僕が這い上がるぜ ♪

『ワークソング』
♪ 働け この世の全てを背負え 定時まで ♪


この数ヶ月、組織とか人事とか、仕事とかクサクサしてる中
星野源の歌、浸透力、ハンパない〜。



あ、もう長いから、そろそろ辞めるね。


"YELLOW VOYAGE" Blu-ray


ライブを見るなら、これが一番お奨め。

ザ、エンターティナーという感じ。
ステージ構成、セットリスト、踊り、歌、バンド
すべてが完璧だと思うし、プロデュースも自分だってえのが凄すぎる。

声の出演が銀河万丈さんというのは
「メタルギアソリッド」繋がりなのです。
(別本で、小島監督との対談もしてる)


"Two Beat HOSHINO GEN in YokoHAMA ARENA " Blu-ray


お腹の弱い、源くんが見れます。


"STANARE IN BUDOKAN " Blu-ray


復帰初戦のブル−レイ。
ちょっと痩せていてアレだけど、生きていてくれてありがとう。


かなり歳下の
音楽家、文筆家、役者にハマルってどういう事なんだろうね。

たぶん、このスレ読んだら、カミさん(家内)が笑うだろう。

これまで、日本のアーチストで好きになる歌い手さんって
基本、女性だったし、ジャズで育った人。
今井美樹とか、土岐麻子とか。
(そういう意味では、彼もJAZZ聴いて育ってるわ)

それがね、35歳の男子にですよ((;゚Д゚))ガクガクブルブル

しかも、だいたい歌詞なんていつも聴いてない人なの、ワタクシ。
それが、心に響いて来るのだ。恥ずかしいけど、しかたがない。


ということで、辛いけど、私も日々、生きてます。

<上の画像は、すべてオフィシャルサイトからのリンクです>

Waltz for Debby2016年04月24日 18時26分

てっきり、ほとんどスレを立ててない
「これだけは聞いておけ〜JAZZ〜」で、
てっきり紹介してるもんだと思ってました。

前回のウクレレ・レッスン。
数回続いた、陽水系の楽曲。

そろそろJAZZな曲に戻って欲しい頃。

そしたら、キヨシセンセ、言うにことかいてか
「『おもちゃのチャチャチャ』とかどうかな?」

いくらなんでも、気まぐれ過ぎます。
この教室でも、そろそろ7,8年経つんです。

「『ブンブンブン』とか?」
こころの中でも流石に『ヽ(`Д´)ノはあああっ?』と叫びましたよ。

これはダメだ。
ジャジーな「ブンブンブン」(蜂が飛ぶヤツ)ならいざ知らず
幼稚園か小学校唱歌レベルに戻りたくはありません。

半ば、強引に「JAZZの楽曲を」と、誘導します。
言わなきゃ「ブンブンブン」です。
ていうか、そこまで、我々のレベルは下がってるて事???

「JAZZかあ」と言いながら、手持ちの譜面をめくるセンセ。
「じゃあ、◎◎とか?」・・・・既にやった曲を言いはります...orz

しゃあないので、"UkuleleSweetJAZZ"にも掲載の「Waltz For Debby」を強引にリクエスト。
もう、ピアノトリオの演奏を聴くなら、まず最初に「これを聞け」という曲です。

皆の反応「・・・」し、知らないのか、Bill Evance(ビル・エヴァンス)!?

それでも構いません、もう、この楽曲に持っていきます。
「ブンブンブン」だけは、ゴメンです。

ということで、なんとか、次の課題は「Walz for Debby」になりました( ´ ▽ ` )ノ

ビル・エヴァンスが兄娘デビィのために書いたワルツだそう。
原曲を紹介しておきませう。

Waltz for Debby
<Waltz for Debby Bill Evans Trio>
私の持ってるのは、Victorの出してる、逆輸入版 XRCD/紙ジャケ仕様。
ゾンアマだともう取扱がなくて、中古でも5000円位値が付いてますが
通常版なら、あの名演奏が1000円弱で買えます。

ピアノのエバンスに対し、ベースのラファエロ、ドラムスのポール・モチアンというトリオ。
NYの名門ジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」での演奏・録音(1961年7月25日)で
ライブ感とインタープレイが感じられる、名盤です。

同日の録音である
Sunday At The Village Vanguard
「Sunday at the Village Vanguard」も素敵な1枚だけど
どちらを聴けと言われたら、間違い無く「Waltz for Debby」だと思う。

この録音の後、スコット・ラファエロは自動車事故で急逝。
後にも先にも、こんなすばらしい演奏は、再現できなくなった訳です。

タイトル名の「ワルツ・フォー・・」も良いけど、他の楽曲も素敵です。
間違い無く、ビル・エバンスを知るための1枚目と呼べるアルバムなのです。


ついでに・・・これより前、1959年の録音ですが、外せない1枚が


Portrait in JAZZ
<Portrait in JAZZ  Bill Evans Trio>
この中の、2曲目「枯葉(Take1)」は、インタープレイ炸裂で
ホントに、会話しているかの様に素晴らしい。
(個人的には、Sonny Clark Trio "Softly As In A Morning Sunrise”と双璧かな)

※ずいぶん前に、このCD、iTunesで音源を購入してたんだけど、
 昨日、SACDを購入しちゃいました。どうせなら、音が良い方がという事で。

ということで、
エヴァンスを聴くなら、この3枚を聴け、でした。


<おまけ>
つい先日、幻の録音発見ということで、出たCDがこれ。
SOME OTHER TIME
<SOME OTHER TIME>
流して聴くなら良いと思うけど、上の3枚には敵わないかな。


<おまけ2>
10月の小曽根さんのライブを予約。
クラシックとJAZZぽいコンサートになりそうだけど
そこでゲスト出演する「ゴンサロ・ルバルカバ(ピアニスト)」で検索。購入したのが、このCD。

Nocturne
<Nocturne>
ベースシストが、Charlie Haden(チャリー・ヘイデン)でした。ラテンなノリのジャジーな1枚♫
※Keith Jarrett(キース・ジャレット)との共演、「Jasmine」あり。JAZZの世界は、繋がってるのだ)

ということで、久々のJAZZのお話しでした。

アートの赤シャツ版2014年10月05日 21時57分


なんとなくハイレゾ音源を探していたら、こんなのを発見。
ゾンアマのレビューを信じて昨日ポチった一枚が(左のCD)届きました。

ArtPepper meets The Rhythm Section

数年前に紹介していたCDは、右のもの。

Art Pepper meets The Rhythm Section ― 2006年05月21日 


あれ、ジャケが違うというのは一目瞭然なんですが
同じ音源なのに、音圧、定位、クリア感がまったく違います。

1957年の録音なんですが、50年経つと著作権が消える。
つまり、違うレーベルから出された1枚という事なのですが
聞き比べると、同じ録音なの?という位、はっきり分かります。

さらに、この「赤シャツ版」ですが
「The Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper」というもう一枚のアルバムも収録。
1粒で2度美味しい仕様です。

輸入盤で、ゾンアマ在庫ありの中古を確保しましたけど
このCDを買うなら、絶対こっちがお奨め・・でしょうね。