さらば愛機たち2008年12月27日 12時00分

Last Shot of E510
朝焼け
E510+ZD70-300mm

新しい道具を買うと、当然古い道具が残る。

でも、どちらかというと、道具や物に「魂」が宿ると
どっかで思っているので、なかなか手放せない。

従って、そうした古いものを下取りして、というのも
基本的にはあまり好きな方じゃない。
できれば、使い倒したい。


だから、前の車も12年乗った。
前のPowerBookG3は、ドーターボードが壊れて手放した。
E510を買ってもFinePix F710はまだ現役である。

車やデジカメ、Macなどを、新機種発売と同時に
買い換えることによって、常に最新情報と最新機能
を手に入れることは、否定はしないけど、自分はしない。

モノに宿る「何か」は、単なる思い込みにせよ
それが、愛着となって、道具を大事に使うことにも
自分の中では繋がっている、かと思う。

とは言え、MacBookを購入したが故、
旧PowerBookG4は現実的に「引退」扱い。
この数週間、その進退をずっと悩んできた。

機種改廃により、あるいはデジタル家電になったが故
数ヶ月あるいは1年経つと、デジモノの価値は驚くほど下がる。
ましてや4年経たノートPCは、何をか況んやである。

以前某サイトでチェックした時、数万した査定額が
今月に入り(新MB発売もあり)かなりの所まで急落。

地方のネット買取り業者では、
今流行りのNetPC程度の値が付いていたが、
正直、どんな業者かはわからない。
消すとは言え、そのHDDのデータの扱いも不安。

PBG4を手元に置きたいが、置けばおくほど価値も下がり
かといって、カミさんがこのマシンを使う
という訳でもない。時間は過ぎるし、苛立ちもある。

北海道に昔からある、Macのお店が中古取引をしていた。
それなりの値段でとってもらえそう。
Mac専門店なら、次のユーザも見つかるかもしれない。

その時、そこの姉妹店ということで、秋葉原の、こちらも
昔からMacを扱うお店でも買取りしていることをリンクで発見。

買取り価格は少し下がるが、直接持ち込めるのは魅力。
ちょっと面倒な手続きも、自らが行って行える。

ということで、
PBG4は、秋葉原の某ショップへ手放すと決めた。
寂しいがしかたない。
単なるノスタルジーに過ぎないかもしれないが、
それだけ、こいつと過ごした時間は長い。

最後に、PBG4とMacBookを並べてみました。
後継機と言われる理由は、なんとなくわかるハズ。



左がPBG4、右がMB。


手前のPBが12インチ。MBは13インチにUP。


PowerBookのロゴ。同じフォントをサイトのロゴにも活用。


このキーボード、打ちやすかったな。


アルミ筐体は、何年経っても美しい。


話しは変わるが、PBG4の調査をしている間
実は、デジイチ愛機:OLYMPUS E-510の価値も
ドル以上に下落していた.....orz......

相変わらず下手っぴな撮影技術であるし
まだ、こいつの機能を引き出すまでには至っていないのは
自他共に認めるところである、
が、正直、だいぶ前から思ってることは・・・
「(ワタクシみたいな)下手や奴は、イイ道具にすべき」
である。

白トビしやすいと言われるE510のダイナミックレンジ。
ヒストグラムなんかチェックして撮るタマではないので
基本的に本人の努力不足ではあるが、
神社仏閣などを撮る機会の多かったこの一年、
どうしても、光と影の部分の階調や黒つぶれ、白トビ
に泣いた一年でもあった様な気もする。

実のところ、E-3のあの「能力」が欲しい。
しかし、こんなヘタレに使いこなせるかも疑問。

E-510付属のダブルズームは防湿ケースに眠ったままなので
ボディさえ手に入れれば、もしかして、という妄想も出てきた。

PBG4の進退がメインだった数日間の苛立ちの所為か
E510で撮影する自分の腕への諦めもあったか、
暴挙に出ることを、この2日の間に決めた。
つまり、E510を手放すことした。


コンデジからデジイチの世界に連れていってくれた愛機。
ただ撮れば綺麗なコンデジと違う、難しさを教えてくれた。

某SNSでのフォトコンサイトや同好のコミュから、
新しい人との出会いもあった。
いろいろ人とE510に教えてもらった。

でも、次なる目標がないと、趣味は続かない。
これはあえて「向上心」なんだと自分に言い訳する。

PBG4の査定額+E510の査定+そしてα。
(MacBookはあくまで、お家ローン。
 そう、3年は払い続けるのだ〜(半泣)。
 ということは、PBG4の査定額は、まわさない(ニヤリ))

これで、次期FXを手に入れる、そう決めた。

TOPの写真は、E510で撮影した最後の朝焼け。
1年1ヶ月のつき合いだったけど、写真の楽しさを
教えてくれたカメラでした。



次期FXの正体は・・・2008年12月27日 20時00分

E-510 Body
しばらくPBG4の進退問題の反動で
唐突勃発の次期FX構想。

ZDレンズ群を生かすためには、
当然のチョイスとしてOLYMPUS。
もちろんE510の後継のE520は、わざわざ買わない。

じゃ?E−3?ホント?
1年前に出たE-3とE510を比べて驚いたのは
1)ファインダーが圧倒的に見やすい。
2)510と比べて、とても重い。
というのが、ファーストインプレ。

1)は、もうE510はどうにもならない。
ME−1を装着しても、視野率が上がるわけじゃない。

防塵防滴は、別段必要はないと思える。
でも、がっしりした屈強のカメラマンでないと
E−3をぶん回して、野山を駆け回るのはしんどい(´ヘ`;)

E−3は1年前といっても、メーカの開発としては
数年前のスペック。光学性能はさることながら
画像処理は、日々変化、向上していくのが
ソフトウェアの世界。

それに、もうE-3ⅡかE-4が出るんじゃ?
というのが個人的+世間的予想。
(最速キットでさえ、市場にあんまり出回ってなく、
 在庫僅少という状態は何故?)

E420・E520に続き、
出たといえば『E−30』。

E−3の後継ではないが、
1)ハイスピードLiveMOSセンサー
2)11点全点ツインクロスセンサーによる高速AF
3)バリアングル・ライブビュー(ヒンジ強化されてる)
4)1230万画素(いちおうE-3を凌駕)
5)470g(E-510)<655g<810g(E-3)
かなりいい線。

しかもE-3より軽く、ソフトウェアは確実に新しい。
階調オートの機能も有してる。

ほとんどカタログスペックだけで決めた(爆)。
ていうか、実機も触ってないし(自爆)。

レンズは12-60mmと50mmMacroという上玉があるので
新型14-54mm Ⅱは見送り。ボディだけ手に入れることに。

おみせは、某有名K系ショップ。
E510は当然、箱+備品付き状態。
美品A扱いにて、ネット上の値段と同じ下取りが決定。

でも、お店のおじさま、
バッテリー入れて動作確認しなかったけど、いいのかな。

試しに12-60mmをその場で、試験させてもらい動作確認。
ファインダの下部表示は、ネットで見にくいとのカキコ通り
なんだかボケな感じだけど、ファインダー内は明るい。

E-3並と言われるだけあって
E-30+12-60mmのSWDのAFはかなり速い。
ハイスピードイメージャAFも気になるけど
まだまだこのシャープな写りは捨てがたい。


本日、仕事納めで半ドン。カミさんが、
ワタクシより帰りが遅くなったので久々に外食。
でも、メインのパスタ撮るの忘れました(自爆)。


鰹節がうまそう。ちょっと絞ればよかった(´ヘ`;)



E-30登場。



操作ボタンが多く、一発設定呼び出し可能。

まだ初期設定のままに近いので、
かなりISO値とか勝手にすっ飛ぶことはあるが
使いなれたら、こいつはなかなかカモと思わせる
能力を発揮してくれました。
なにしろ、液晶モニターが見やすい!


E-510とまた同じ1年の四季折々を撮影するより
違うカメラで、また工夫しながらの方が
よりやる気も出てくるというもの。

まだまだ勉強途上ですが、
道具だけは、ステップアップいたしました。


でも、カメラ自身でカメラは撮れない。
いつもの様に、F710で撮影。背景きたなくてゴメンなさい。