PowerBookG4 Tiger → MacBook Leopard 移行!2008年12月18日 19時05分

移行アシスタント

前のPowerBookG4は、12 inchの小型機でしたが
曲がりなりにもプロ仕様。
Appleが提唱したFireWireなるデータ転送につかうポートを装備。
ソニーでi.LINKと呼んでいたハンディカムなんかについてた
ポートもこれと同じものです。

もちろんUSBも2.0の規格でしたが、このFireWire、
一説によるとCPU負荷率が低いので、なかなか速くて
HDDのバックアップにも重宝していました。

最近じゃ、すっかりUSBにお株を取られて、レガシー系
になりつつあります。

おまけに、今回の新MacBookには、USBしかありません((;゚Д゚))
MacBookPROの15インチにはFireWire800が装備。
しかし、MacBookにはありません。

で、なにが困るかというと、システムの移行です。

今までのMac同士であれば、
旧型←FireWire→新型
と接続して、ターゲットディスクモードという旧型Macを
ハードディスクとして認識するモードがあったから
移行がとても楽、だったんです。
しか〜し、今度の新型にはFireWireがありません。
どうすべ。

新MacBookが出て約1ヶ月。
ネットをさらうこと数日。
いろいろ試されている方もおられました。

購入したお店で聞くと、LANを活用した移行だと
なんと一晩掛けて失敗したとも・・・(爆)
一番楽なのは、MacOSX Leopard(10.5)のバックアップ機能の
TimeMachineを掛けてバックアップを取って、そこから
吸い上げると楽だったとのこと。
しかし、私のPowerBookG4のOSは10.4のTigerです(泣)。
Time Machineという機能は10.5からです......orz。

という訳で、ここでは
PowerBookG4 1.33GHz MacOSX 10.4 Tiger
から
MacBook 2.4GHz MacOSX 10.5 Leopard
の移行を紹介します。


手順としては、
①現行機種のバックアップ
②移行アシスタントによるLANでの移行(一部データ+音楽)
③移行アシスタントによる、USBでの移行(映像データなど)
④自力による、ソフトウェアなどの再インストール
です。

①現行機種のバックアップ
まずは、現行PowerBookG4のバックアップを取っておきます。
Carbon Copy Clonerというソフトがいいと思います。
USBのHDDにこれを使って、ほぼ丸ごとPBG4の中身を
コピーしておきます。数時間かかるので、ご注意。

あと、画像系など、他のデータは、別途FireWireのHDDに
自力でバックアップ。こちらは今回使いません。
後で、ヒマな時に、
FireWire・HDD→PBG4→USB・HDD→MBとします。

②移行アシスタントによるLANでの移行(一部データ)
PowerBookG4とMacBookをLANケーブルで繋ぎます。
インターネットにつなぐLANケーブルです。
クロスケーブルの必要は無い様子です。

さて、新MacBookの移行アシスタントを起動します。
TOPの画面がでます。
「別のMacから」を選択します。

次に、下の画面が出てきます。

「おまえの古いMacにソフトをいれろや」と脅されますが
最新のUPDATEを掛けたTigerなら、必要なし。
ちゃんと最新版になってます。
ここで、接続のためのパスワードが表示されます。



さて、こちらはPowerBookの画面。
アプリケーション>ユーティリティ>移行アシスタント
をPBで起動します。しばらくすると、LAN経由で
新MBを認識してくれます。
ここで、さっきの呪文を入力する訳です。
移行するにあたり
何を移すか聞いてきますので、選択します。

時間がかなり掛かるというので
ユーザーの情報や設定などの軽いものとし、
重いものは、iTunesの音楽データだけにしました。
だいたい、15GBで1時間位だったです。



あと1分って出ても、なかなか終わりません。
がまん、がまん。「中止」を押したくても我慢です。

LAN経由が終わると、設定系と音楽は移行されていました。
iTunesデータを含めたのは、iTuneStoreで購入した楽曲が
別のMacに移るとどうなるか認証が心配だったので。

ここまでくれば、Safariのブックマークも移行されてるので
ネットも同じ様にダイブできます。


③移行アシスタントによる、USBでの移行(映像データなど)
④自力による、ソフトウェアなどの再インストール
どちらが先でも良いと思いますが
前のデータを生かすなら、④が先かもしれません。


E510のオリンパスマスター2などは、新規インスト。
今回Leopardという新しいOSにもなったので
ATOK2008や、PhotoshopEL-6なども新規購入。
この出費の方が結構痛いです。

iPhotoのデータはちょっと悩みました。
新規にアルバムを作るのも面倒だし・・・。

で、③の方法、つまり②のLANのかわりにUSBで
USB用のHDDを接続。ここから①のCCCでバックアップを作成した
PowerBookG4のデータを、MBに移行します。
方法は、ほぼ②と同様なので割愛します。トライしてみて。

※09/01/09 このファイル追加しました。

<おまけ>
メールソフト:ユードラはLeopardで動くか?
MacOS 7からのユーザであるワタクシ、
10.4のTigerまで、ユードラというソフトをメーラーとして
活用していました。しかし、長きにわたり、Macユーザに
愛されたユードラの開発も終焉。なんとLeopard版ありません。

試しにMBにインストしようとしたら、なんと前回PBG4
にインストしたハズのインストーラが見つかりません。
がががーん。もうどこにも手に入らないという訳です。
あるのは、現行PowerBookG4の中にだけ・・・。

されば、駄目もとで、
アプリケーションの中のEudora Application Folder
と、書類の中の、Eudora Folderを、まるごと同じ位置に
コピーしました。おそるおそる起動。


さすがMac!コピーしただけで、ソフトが起動。
ユードラのLeopard上の動作は保証外ですし
不具合も発生する可能性から、メールのチェック機能は
設定から外しました。
メールのチェックはMacOSX付属のMailで実施するにしても
過去数年のメールは、これで見ることが出来ます。
いつもではありませんが、これ重要なんです。



今回の移行に伴い、無線LANである
AirMacExpressもより高速の現行機種にしました。
最初、認識が悪く、「ババ」疑惑がでましたが、
なんとか稼働しています。ふう〜。


さらに、延長保証のAppleCareにも加入。

MacBookだけでなく、AirMacExpressも対象になるので
ある意味お買い得だったので。これで3年フルカバーです。

次は、Windowsの導入です。