Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm2015年12月12日 18時33分


はい。逝ってしまいました。
Panasonic DMC-LX100

DMC-LX100を導入したばかりですが
E-M1のMarkⅡは、まだまだ先ですし
写欲強化作戦のためには、レンズが欲しい。

さすがにノクチ42.5mmはお高いですのでムリとして
それでも、なんちゃって(失礼)LEICAレンズを欲しいと
少し前から思ってました。だから百式もそれで買った所はある。

ただ、単焦点がゴロゴロあるんですよね。
(ただし、M.ZD12mmBLKLtd.は、ドナドナ済み)

マイクロ系は
シグマの30mm、60mm
M.ZDの45mmとM.ZD60mmMacro

フォーサーズ系では
LEICA D SUMMILUX 25 mm  と ZD ED 50mmMacro
は、まだ保有しています。

後は、OLDレンズ3本(ZUIKOのね)


さて。
M.ZDの17mmと25mmは悩んでは消えていった候補たち。
M.ZD25mmはパナライカ25mmと被るし
パナパンケーキ20mmにすると、これまたパナライカ25mmとシグマ30mmの間になる。

714,1240,40-150はあるので、追加でズームレンズは不要。
どこかに良いレンズはないかしら?(買う言い訳が欲しい)

ということで、
1)明るい事 できれば F2以上
2)焦点距離で、使ってない領域
3)できれば、日本製

ということで、浮上したのが、この子。
LEICA DG SUMMILUX 15 mm by Panasonic DMC-LX100

昨晩、アマゾンの在庫をカートに入れたり出したりしてましたが、到着が13日じゃ遅いな...orz
で、ヨドバシを見ると、在庫店舗が2つのみ。
ただし、12日13:30まで最寄り店舗に取り寄せ可能。

そんなこんなで、てっぺん(12時)を過ぎてしまったので、一時保留。
できれば、13日の日曜に使いたい。

で、午前中の眼科検診を終えた後、待っている間に、ネットチェックすると
すぐ最寄りのヨドバシに在庫ありの表示。

お店に行くと黒と銀が入って来ていました。
LX100を買った時の店員さんがいたので交渉。

値段交渉に応じてくれて、本部?までトライしてくれたけど
「赤がでる」という理由で、値下げはなし。
でも、ネット最安値と同じ価格で購入できました。

保護フィルターと、珍しく5年保証(壊れりゃしないと思うが、パナってどこに修理だすのか
未だに知りません。パナライカ25mmも出したことなし)をポイントで済ませました。

作りはなかなかシックな感じです。流石の日本製。
Panasonic DMC-LX100

なにより、E-M1にお似合いというのが、素敵。
Panasonic DMC-LX100

E-M1に装着して、試写(適当ですけど)。
OM-D E-M1+LEICA DG SUMMILUX 15 mm 

OM-D E-M1+LEICA DG SUMMILUX 15 mm 

ということで、これと同時に
GRは、ドナドナすることにしました。

GRも良いカメラだったんですが
私の用途には、いまひとつ馴染まなかったというのと
ホワイトバランスの雰囲気がどうしても好きになれませんでした。
(RAW現像はほとんど使わず、JPEG撮って出しだったのもあり)

iPhone5s

ということで、明日試写と行きたいのですが・・・曇りか・・・orz

麗香の里 <オリンポスの女神 番外編>2015年12月12日 23時00分


新しいコンデジ DMC-LX100を持ち出し、久しぶりに森に来た。
しかし、あの湖には近づくまい。

あの湖への道とは逆の方向へ。
これならあの女神にも、そして怪しい老師に会うこともないだろう。
新しいカメラの試写に専念できる。

紅葉の季節も終わり、殆どが枯れ山。
撮るべき被写体はほとんどない。
ただ、静かな時間と空間がそこにある。

枯れ葉を踏みしめながら、奥へ進むと、小さな畑の中に鍬を振るう老人がいる。
黒い作務衣に身を包んだ、屈強な体躯の持ち主。

軽く会釈しながら、畑の横道を過ぎようとした時だ。
「そこのおぬし」まさか、くも爺じゃって言わないだろうな?

「は、私ですか?」と、その老人の顔を見ると、あの老師?
「少し、話さないか?」
「あ、お久し振りです」間違いない、あの人だ。

「ん?」キョトンとしている。憶えてないんだろうか?
良く見ると、少し老けた様な感じもある。そうか、それでボケたんだな(←失礼)。

「数ヶ月前に、お目に掛かりましたよね? ほら、60mmのレンズもこう」
といって、E-M1に装着した、SIGMA 60mmF2.8を見せてみる。

「ほほぅ」自分とそのレンズを物色するかの様に、目を細める。
黒い作務衣には、やはり「志熊」と書いてある。間違い無い、老師だ。

「シ・グ・マ・・・志熊さんですよね?」
「そうじゃ、志熊じゃが、なんじゃ?」なんだやっぱりそうじゃん。
「いや、今日はこちらにいらっしゃるとは。あれ「瑞光」て今日は書いてないですね」

老人は、おもむろに畑の方を向くと、また鍬を入れる。
「・・・」って、シカトかよっ。今日はツレナイんだな。
「それじゃ、失礼します・・・」写真撮りに戻ろヽ(`Д´)ノ

「そこのおぬし」踵を返した私を呼び止める、老人。
「え、なんですか?ちょっと、忙しいんで」
「老師と呼びなさい」← そこかいっ

「老師じゃ、志熊さんじゃない」
「はいはい、じゃ、志熊老師。なんでしょうか?」結局、話したいんじゃん。
振り返ると、また鍬作業に戻ってる。なんだ、この人。

鍬を振りながら、こちらを見ずに、つぶやく。
「おぬしが会ったのは、弟じゃな」
「お、弟?」
「そうじゃ、弟に違いない。調子のよい奴だったろうて」
「は、はい。人なつっこい感じでした」積極的に小三元売りに来たからな。
「うむ。」・・・って、話が先に進まんないなあ。

あれ?
黒い作務衣の背中に、金色でなにか文字が浮き出ている。
「か、観音?」
この方は、どこかの高僧だろうか。こりゃ、失礼な事をしたかな。

「これか?」背中の文字を首をグイと回してみる仕草をして、ニヤリと笑う老師。
「ええ、どこかのお寺の名前でしょうか?」
「ま、そういうことかな」く、喰えない人だな。

「じゃ、先を急ぐので」立ち去ろうとすると、再び老師が声を掛けてくる。
「おぬしに、薦めたいモノがあってな」
て、またレンズを紹介するつもりでしょ。

「いや、ゴメンなさい。持ち合わせはないので」早々に退散だ。
「ほれ、これはな 20mm F1.4 DG HSMといってな。作例もすばらしいぞ」
「おおっ、これはっ・・・」広角域で、このすばらしい写真は・・・
「どうじゃ、ほれ、1本も2本も変わらんて。どうじゃ、1本?」
作務衣の中からレンズを取り出す。それって、ホカホカしてますやん。

しかし、レンズの黒い鏡胴を見ると、マウントが違います。
「そ、それって、マウントがキ◎ノンですよね?」
「いかにも。だから背中に「観音」と書いておるのじゃ」 それ、そのためですかい。

「いや、グラグラきますけど、私のカメラじゃ使えないのです。」
「そうか。では、このカメラはどうじゃ?」カメラも作務衣から?
「いや、結構です。さすがに、これ以上カメラは増やせないので」
「そうか、残念じゃな」

寂しげに農作業に戻る老師。すいません、折角ですが。
「ありがとうございました。失礼します。」
なんでお礼を言うのかわからないけど、撮影に戻ります。

「おぬし。」え、まだ何か?
「・・・そのカメラ・・・」私のDMC-LX100を凝視しています。
「はあ、新しいコンデジです。結構いいですよ」

「良いか、この先の奥には決して行ってはならぬ。」
「はい?」
「よいな、忠告したぞ。・・・麗香とは、クワバラクワバラ」

鍬を肩に背負うと、ぶつぶつ言いながら、畑の奥に消えていく老師。
「ちょ、ちょっと、どういう事ですか」呼び止めるのに、待ってはくれない。
ああ、行っちゃったよ。

ま、いいか。好きそうなレンズだったけど、マウントが違うんだから、ムリだよ。
さ、コンデジ撮影に戻ろう。

枯れ葉に覆われた道を進む。
沢を渡り、奥に進むと、急に開けてしまった。

ん? なんだ、里山だと思ったら、京都みたいな所に出たぞ。
地図にこんな場所があったんだろうか?
やはり、散策してみるものだな。

(写真は、京都花見小路。あくまで、イメージです)

小径を入ると、町屋風の建物が並ぶ。
「麗香」と書いてある店に目が止まる。
れいか?かな。これ何屋さん?

怖々中に入ってみる。
「いらっしゃいませ」
そこには、欧州系の美女がいた。なんと美麗な、しかも流暢な日本語で。

「あ、すいません。お店開いてますよね。」
「はい。Hallo」ど、ドイツ語?
「おお、Guten Tag, Fräulein」知ってる単語はこれだけだもんね。

「ここは何屋さん?」つまらない質問をしてしまった。
「麗香」て書いてあるんだから、舞妓さんとかいるのかしら。

絶世の美女は、LX100をチラリと見ると、どうぞあちらへと促す。
店の奥には、黒光りしたレンズとカメラ群が。是非、あちらを見てみたい。
どのカメラにも赤いマークが入っている。

「いえ、こちらは特別な方のコーナーです。」こ、断られた。
「え、見るだけでもダメですか?」
慇懃無礼じゃないか。買えないかもしれないけど、見せてよ。

「お客様は、あちらにお進みください」
有無を言わせない鉄壁な態度。しかたない、言われた通りに・・・。

少し低くなった潜り戸から、奥に進むと、黒髪の女性が現れた。

「いらっしゃいませ、ご主人さま」
「はいぃ?」いや、そんな店ですかいっ?
「いや、ここ何屋さんですの?」
彼女の着物には「野口」と名札に書いてある。

「お客様の希望の品物をご用意するお店です」野口さんがそう続ける。

「いや、野口さんね。そう言われても」
「・・・ノグチではありません。ノクチです」え、濁らないのね。
「ノグチさんじゃないのか、そりゃ失礼。」
「ええ、皆さん間違えるのです。」
「じゃ、このお店「麗香」て名前ですけど、何かそれと関係が?」謎は深まるばかりだ。

少し笑みを浮かべると、小さな声で私に告げる。
「お客様、レイカではありません。LEICAです」((;゚Д゚)) 変換ミスですの?

「んで?」
「お見受けした所、その【百式】をお持ちですので
 本日は、別の者が担当とさせて頂きますわ」って、何がですの?

しずしずと奥にノクチさんが消えると、その後、少し小柄な女性が現れた。

「お帰りなさいませ、ご主人さまっ」アニメ声ですけど、そういう店?
「いや、帰ってきた訳じゃなんですけど」・・・今日は登場人物が多いな
「百式、ご購入おめでとうございま〜す」あ、ありがとうございます。

「本日のお奨めは、これでぇ〜す」ガラスケースの上に、銀と黒のレンズが2本。
「あ、やっぱり、カメラ屋さんなんだね」
「ちがいま〜っす。」違うんかい。

「欲しいものを用意してくれる店なんでしょ」
「そうでございま〜すっ」つ、疲れるな。

「これ、何ミリのレンズなの?」
「15mm、F1.7ですっ。」
「15mmかあ、微妙な画角だね。もう少し他はないの?」
「14mm、20mmとありますけど、この店では扱ってませーんっ」
ニコニコしながら応対する彼女。

「いまなら、キャンペーン中ですっ」来た、またお布施の話か。
「はいはい、お布施でしょ。現金持ってないよ」もう百式(LX100)で無くなったよ(´ヘ`;)

「コンデジを1台、募集してまっす」コンデジ?
「はい。里子のモノなら、大歓迎です」
「サトコ?そんなメーカーあったけ?」
「違いまっす。リコと呼びますっ」て、リコーですかい?
「GRなら、ワンプライス買取中。詳しくはWebで検索。」
そう言いながら、指を動かすんじゃない。

そうか、15mmだけど、F1.7って魅力だな。
しかも、このお店だと14と20mmは手に入らないのか。
LX100も手に入れた事だし、彼女にGRを渡す事にした。


「お買い上げ、ありがとうございます。ご主人さま」
「じゃ、レンズを下さい」
「今なら、13:30までに店舗で受け取る様、手配いたしま〜す」
ちょ、ちょっと待って、GRは? レンズは?
店の奥に消えていく彼女の名札には「デイジー」と書いてありました。

しばらく、湖と反対側の里山にも近づかない事にしましたとさ。


※今回、この話は、相当フィクションです。

登場カメラ
1)Panasonic DMC-LX100(百式)
2)RICOH GR(里子:リコーね)

登場レンズ
1)SIGMA 20mm F1.4 DG HSM
2)LEICA DG NOCTICRON 42.5mm(ノクチ)
3)LEICA DG SUMMILUX 15mm(デイジー(爆))

ちょっと、苦しいストーリだったかな。(リクエストに応えましたw)