トーハク・出雲展2012年11月04日 18時00分

トーハク 出雲展

昨日は、祝日だったため?か
朝から各高速道路とか首都高とか、激込み。
なので、出かけることを断念→オウチの事(掃除とか買い物とか)に。

最近、写真もすっかり撮りに出かけてないし
今朝からカミさんがiPad3を眺めながら
「シュトコーガラガラだよ」と言ってるので
やや出遅れの感はあったのだけど、思い切って都内へ。
来週は、理事会の打ち上げとレレのレッスンもあるし
その次の週も予定が立たないしね。


もちろん電車が嫌いなので、車。
目的は、「舞い降りた天皇」読了直後のタイミング(笑)で
トーハク(東京国立博物館)で「出雲展」がやっていて
出雲詣ではなかなか行けないけど、少しでもなにか見られればと。

道路関係は、比較的良かったのだけど
アキバ経由で、上野周辺に近づくにつれて、変なところに
車溜まりが・・・・あれ・・・駐車場の入り口だわ(´ヘ`;)

駅前にタイ◎ズとか、公園前駐車場とか
100台級のがあるんだけど、軒並み満車......orz
グルリと公園内を回ると、トーハクを横目に通過。
うーむ。

さらに回ると、京成のPがあるけど、こちらも大渋滞。

一度、不忍通りから時計回りにぐるり。
行ったことの無い、根津−谷中とかのお散歩カメラコース?を通過。
鶯谷から南下して、また公園近辺を廻ったけどPなし。
そりゃ、そうだよね。

「あ、ツタンカーメンやってる!」
カミさんの一言で「え、まだやってんの?」と
他のイベントも開催されていることに気が付く。

まあ、郊外に出てないなら、こうした近い公園には
最近の傾向としては、大勢人が来る訳で・・・
車で来るのは甘いといえば、確かに(´ヘ`;)

イライラしなように、30分くらいグルグルしてたのだけど
さすがに、半分諦めかけてアキバ方面へ南下。

まさか、このまま帰るのもシャクだけど
他に行きたい所もなし(ていうか諦めが悪いタチ)。

カミさんは『新しい東京駅でも見よう♫』と思いつつ
言ったらコロサレルと思っていて黙っていたそうだ。
私の性格をよく分かってる。

んで、諦めが悪いタチなので
一度、御徒町から末広町まで南下。もうアキバて所で裏道に。
ナビに珍しくPマークがあるけど、発見できず。

まあ、iPhone4で検索すりゃいいんだけど、それもしなかったんです。

と・・・タ◎ムズではない、10台くらいのコインPを発見。
サクッと入庫できました。最後の1台。

場所は、上野公園の南、約4〜500m。ここ湯島だね。

まあ、公園近隣のPを待つくらいなら、ココから歩けばいい。

ということで、公園へ。

意外に近くて、不忍池へでる。


上野公園の南端に到着。トーハクは一番北側((;゚Д゚))))))

過去、佐渡さんのコンサートとか、SW展とかには来た事がある
けど、不忍池なんて見たの初めてかも。

それにしても、なんだ、このハスの大群は?


逆さビル群をパチリ。

予想通り、公園内は、ワンサカ人がいます。

人をかき分けてひたすら北を目指します。


大噴水を通過。光の加減で虹が。

道路を渡って、チケット購入。
ようやく到着。自分の車から約2km?



「これ、あれだぞ。ガンツの建物」
カミさんが「ゑ?」てな顔をしてるので
「千手観音に襲われる場所だよ。映画『GANTZ』のロケ地」
と説明しておきます。オコリンボ星人だったか?


出雲展が特別展示です。


さて、いよいよ入館です。

と、特別展は、撮影できないので・・・
トーハクのサイトから、リンクで画像を。


こんな風には展示されてないけど
「雲太」「和二」「京三」と呼ばれた建築物の中で
「和二」が奈良・東大寺大仏殿。
「京三」が、平安京太極殿。
んで、「雲太」が、出雲大社の本殿。
古事記の国譲りの下りで
「立派な神殿を建ててくれたらそこに住む」というアレです。

あの模型が、展示会場の真横に、どどーんと鎮座。

宇豆柱という3本の杉を束ねた柱も発掘されたから
この神殿は実在したということの様子。

あとの見所は「荒神谷遺跡」の銅剣群と
「加茂岩倉遺跡」の銅鐸群。

「舞い降りた〜」の劇中では、この銅鐸の数は、
出雲にある神社の数と同じで、ある勢力との断絶のために
埋めたとしていましたけど、真実は??

銅剣は、ほとんどの柄の部分に、×印が刻印されているのが
特徴らしく、鋳造に関わった集団の印とか説明していましたけど
私には、封印めいたものを感じましたね。

呪術的な意味があるから埋める訳でしょ。
実用を考えば、溶かして使える訳。(あるいはもう鉄器??)
剣に宿る何かを封印したいから、割るとか溶かしたら
何かが出てくると思っていたのか?そじゃなきゃ埋めないのでは?
×印も、そういう意味に、自分には見えました。

あ、そうそう、復刻されたレプリカの銅剣と銅鐸も見ました。
当たり前なんだけど、ピカピカの銅色。
よく考えれば、わかるけど、見慣れている銅鐸の色って
緑青で錆びた色だったんですね。勉強になりましたわ。

で、かなり小腹が空いたので
前に調べていた、公園近隣のカフェに行こうと妄想してたんですが
カミさんが、他の常設展示を発見。
なにやら、かなりの展示物が「無料」で見れる訳。

撮影禁止の札以外は「フラッシュなしなら撮影OK」と
学芸員の方も説明してくれたので、それならと撮影。

「館蔵仏像名品選」から・・

大日如来像(平安時代 11世紀)



光背の影が綺麗な、千手観音像(南北朝時代 14世紀)

そのまま「平成館」へ。
あそこには、たしか、教科書で見た、あいつもいるハズ。

ちょうど目の前にガイドと集団がいたので撮影できなかったんですが
この方が居ました!


「遮光器土偶」(リンク先はトーハク)

いや、これ見たかったんだよね。
教科書で、大昔みたもの。

ホント、いろいろ展示されてたので、
ほとんど、ザックリですが・・・・


無銘の刀が、なかなか素敵。


龍の彫り物がたまりません↓

太刀 銘備前長船兼光 観応■年八月日(名物福島兼光)

鍔の中では、これが素敵でした。

満月とそれに透ける松の枝を表現しているもの。
これを粋と言わずとして、なんという。

ということで、出雲展以外もたのしめました。
もうちょっと早く出かけて来れば良かったかも。



なにげに入ったレストランはオークラ系。
値段はソコソコでしたけど、五月蠅い子供連れもいなくて
サンドイッチも美味でした。

その後は、裏手のお庭へ。
秋しか公開されてないとの事なんだけど・・・


紅葉もだけど、お庭としては、いまひとつ。







ということで、帰り道はまた南下して、車まで。

お疲れ様でした。

撮影は
OM-D EM-5+M.ZD12-50mmと45mm。