久々に、完読。 ― 2012年11月03日 17時41分
最近、いや数年来、本を買っても積ん読がほとんど。
その時の勢いで、文庫や雑誌を増やすんですが、斜め読みしかできてないのがほとんど。
この本も、2010年12月14日にブログUPしてるから、もう2年(´ヘ`;)
それが、ようやく完読となりました( ´ ▽ ` )ノ
当時のブログのコメントはこんな感じ。
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もちろん日本の神話は、
『ヤマト王朝の成立において、その正当性を訴えるために、作られたもの』
というのは、正しい面もあると考えています。
ただね、『神となった人々』は、当時の有力者だっただろうし
その方々が、神として奉られ、そして、2000年経ても
神社において、我々の信仰を集めているという事実からすれば
些細な事だと思っています。
まあ、途中で投げ出す本かもしれませんが、どうにも気になりましたので。
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ちょうど「天皇論」とか「新天皇論」とか、
いまじゃ、完全に「おかしくなった」と思われる、小◎よしりんの本を読んでいた時期。
(保守系をあれだけ擁護していた作家なのに、AKB絶賛と反原発と、
先日の安倍総裁批判からして、変質したと推察。
というか、軸がぶれる人は、正直信用ならない・・・。
いろいろ買ったけど、数冊残して、売り飛ばす予定。)
閑話休題。
たぶん、1年ちょっと掛けて少しずつ読んでいたんだと思う。
上巻は、ちょっとスローな展開だけど、後半は、比較的一気に読めました。
内容としては、天皇(大和王朝)はどこから来たのか?
という歴史のタブー?に触れるもの。
古事記・日本書紀は、ワクワクするけど、荒唐無稽な話が多いです。
当然、その土地の伝承やモデルがいたであろうけど
万世一系の大和王朝の流れを、ある意味、正当化するための書物だった事は
政治学的にもそれはわかります。
でも、この国の天皇を頂きに置くシステム(といっちゃうけど)は良く出来ていて
(皇紀が正しいとすれば)2600年近く、それが機能して国体を保持し続けている事実は、お隣の人工国家や恨み辛み半島の人からすれば、信じがたいと思う。
そもそも「3000年の歴史」と言う割
りには、大陸に千年単位で続いた国など
満足にないのだから・・・半島にしたら自慢できる歴史もないから他の国を貶める
教育をするしかない・・・。我が国が数千年単位で存続しているのは奇跡とも言えます。
大元となる、大和朝廷(いまはヤマト王権て教えるらしいですね。仁徳天皇陵とも教えない。
日本の教育機関には、そういう種類の方々が多いと、推察できます。)を形成した
種族はどこから来たのか。魏志倭人伝を紐解くストーリーが展開されます。
たしかに、北九州あるいは対馬・壱岐を中心とした倭国がこの国の形成に大きく
関わっているのは、まあ納得する部分も多いです。
(百済・高句麗という国もありました。
今の恨み辛み国とは縁は無いのですが、これを逆手に取ってくるんですよ)
ただ、この本を真っ当に受けると、なんだか古代のパワーポリティクスというか
覇権争いの歴史というか、生々しくて、神社にお参りする時の邪念になるかも。
面白い本ではあるのだけど、では天孫降臨の舞台が、
なぜ、ずいぶん南に下った、「高千穂」なのかもわかりません。
そちらには展開されて行きませんでしたので(;^_^A
この本でも、神社で御祭神として祀られる所が、意外に少ない
「天孫」の扱いは酷いモノですけど、なにか理由はあるに違いありません。
結論として、初代天皇「X」が明確になっている訳でもなく
推察の域からは出ていません。
という事で、読了した感想としては、なんか複雑というか腑に落ちてない。
まあ、歴史小説というより、歴史ミステリー?
・・・これは、あくまでも、加持氏自身の歴史解釈なのですよね。
でもね。ふうーんて思った事が1つ。
竹島には、まず、自衛隊を置くべきだと思うんですけど(爆)
じゃ、観光客が半島から押し寄せてる(獲られそうな)と言われる、
対馬と壱岐てどうなんだろうと調べるとですね。
拡大すると・・・
対馬
壱岐
海上自衛隊がいる・・・。対馬には
陸自も。
ああ、なるほど(守るべくして守っている??)と思った次第。
ということで、久々の読書感想文?でした。
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