60年経って・・・2006年11月11日 19時27分

真相箱
GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く
出版:小学館 著:櫻井よしこ

ずいぶん前から読んでて、この間やっと終わりました。
戦後GHQが「真相箱」と銘打って、なぜ戦争に負けたかなど
さも日本の視点で描いた思想を、周到な検閲の元に、
ラジオ番組として流したものがコレです。

放送の内容とその解説という構成なのですが
放送の内容を読んでいくと、なんだかこっちまで
洗脳されそうな所もあったので、後半はやや斜め読みでした(爆)。

あたかも正しい民主主義を日本に植えるための様にみえますが
日本人そのものを骨抜きにしたGHQの政策。
60年経っても、日本人の思考を完膚無きまでに停止させています。

最近騒がれている「核武装論議」。
議論すること自体、悪だ、
政府が言うことではない的な発言が平然と報道される毎日。
学校の崩壊、なくならないいじめ、子供だけでなく教師までの
自殺。親が子を、子を親が殺すニュースを聞かない日はありません。

戦後のこの政策が、このような時代を作ってしまったと
論じ方が多いのですが、この「真相箱」を読むと、
その通りかもと納得せざるを得ません。

たぶん、10年や20年では変わらないところまで
来てしまったのか、という感はありますが、もう一度
古き良き時代の「良い部分」だけは取り戻すべきなんじゃないか、
そう思うこの頃です。

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