流鏑馬神事にて2015年09月19日 14時30分


なんとか、シルバーウィークなる連休での臨時出勤(お仕事)は回避できました(´ヘ`;)
異動して1年ですが、期末期初をきちんとやる部門ですので、あれやこれやの資料など
まあ、怒濤のスケジュールが組まれており、面倒というか、大変です。

9月もバタバタしていた訳ですが
午前中の散髪の後「神社にいきたいなあ」と思い立ち
いつぞや何かで聞いた神社を検索。

相模一の宮である、寒川神社がヒットしましたので、高速を使って移動。
圏央道はジャンクションが、連休渋滞でダメですが、幸いそこは回避できたので
スムースに到着できました。

お昼を過ぎたので、駐車場横のレストランで飯を。
2階にあるレストランの窓から向こうを眺めますと・・・あれ?馬の姿が。

1頭だけでなく数頭・・・そういえば、神社周辺にもお祭りの提灯が下がってます。

iPhoneで「寒川神社」のサイトをチェックすると・・・本日、なんと、流鏑馬神事が。

まったくもって、想定外。

E-M1は持って来ていますが、M.ZD 7-14mmPROがメイン。
ちょっと遠い所狙いで、シグマ60mmは持ち出して来ていますが、肝心の望遠をもってませんorz

流鏑馬神事は14時スタートとの事。
これは、見学しないわけには参りません。

お店を出て、一の鳥居から境内へ。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8 

千五百年以上の歴史を持つ、神社です。相模国一之宮。
関八州の裏鬼門であり、八方除でも有名だそうです。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

それにしても、9月19日が土曜に重なり、それが本日とは奇遇なり。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

天下泰平と五穀豊穣を祈念して行われる神事です。
鎌倉時代から続く神事ですが、一度途絶え、今は「武田流(社)大日本弓馬会」が奉納。
寒川神社の神職さん10名も射手として奉仕しているとのこと。

たしか、鶴岡八幡宮でも奉納している弓馬会と記憶。
以前、TVでの特集を拝見したことがあります。

流鏑馬は、境内西側の「馬場」で、執り行われます。
これ、気がつかないで来たら、参道からは森の陰になってますから、見逃している訳です。

14時前に到着しましたが、馬場横の策のこちらには、地元から観光客までかなりの人出。

私たちの行った場所は、手前にゴザをひいて陣取っている方達がいましたので
逆に、前に人が立つことがなく、馬場を見る事ができる位置でした。

私の左はカミさん、さらにその隣りには、キヤノン300mm大砲を持つおじさまA。
私の右側に、たぶんキヤノン200mmクラスのおじさまB
そのさらに右に、LUMIXの旧型カメラに14-150mmクラスのズームのおじさまC。

このおじさまABCは、いっしょに来られている様子。

BさんがAさんに「絞りとかSSとかどうしたらいいのかな?」と教えを請うています。
Aさんは「Bさん、ISOは上げたほうがいい。1600くらいとか」
Bさんは素直に聞いています。たぶんカメラの師匠なのかとw

樹々に囲まれた馬場ですので、私の立っている所は、木漏れ日で強烈に暑いですが
それでも、陰影が濃い、難しいロケーション。

ISOを中途半端に上げても、たしかにSSが稼げません。うむ、参考にしよ。

14時に流鏑馬神事が開始。

1.出陣(しゅつじん)
2.願文奏上(がんもんそうじょう)の儀・鏑矢奉献(かぶらやほうけん)の儀
3.天長地久(てんちょうちきゅう)の式
4.奉射(ほうしゃ)式的(しきのまと)
5.競射(きょうしゃ)
6.凱陣(がいじん)の式
7.直会(なおらい)式

1,2,3は、本殿前で執り行われています。

後の手水の向こうが本殿なので、アナウンスやざわめきが聞こえます。
その間、ずっと三脚固定状態で、立ち続ける他ありません。場所、とられちゃうしね。

おじさまB「なっかなか始まらないなあ。あ〜腰がいたい」とつぶやいてます。

14時を三十分程回った頃、ようやく、弓馬会の面々と神職さんが馬場に。

たぶん、これが4の的を持って、そぞろ歩く儀式。


肖像権云々が難しい感じですが
今回は、気を遣いながら、UPさせて頂きます。

やはり、いきなり、流鏑馬・・・とはなりません。

左奥手から右奥手に向かって、流鏑馬が3つの的に対して行われます。

古のしきたりに従い、厳かに神事が進みます。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

まあ、スポーツ選手の凱旋ではないでしょうけれども
当時も、若武者達が馬に跨がり過ぎて行く姿を、聴衆がこうして眺めたんじゃないでしょうか。
そりゃ、村娘とか「ああ素敵」と思ったに違いありません。今も昔も、そう変わらないですよね。

それにしても、望遠を忘れたのが手痛い。
おじさまB「まあ、100枚位とって1枚くらいありゃめっけもんだなあ」とつぶやいてましたので
ついクスクスしてしまいました。そんなタイミングから、おじさまAとBと会話する感じに。

おじさまB「なっかなか、始まらないよな。こりゃまだか」
私「競馬と同じで、本馬場入場、返し馬の後、本番じゃないですかね。」

おじさまBは、競馬をやらないらしいので、きょとんとしておりましたが。

私「いや、今日、流鏑馬神事って知らないで来たんです。望遠を忘れました〜(´ヘ`;)」
おじさまA「午前中にはね、予行練習があって・・・こんな感じだったよ」と
撮られた写真を、カミさんに見せています。

おじさまB「いや、私らは来年見れるか分かんないけど、まだ来年があるから♪」
と言うと
おじさまA「私「ら」ってなによ。いっしょにして欲しくないなあ」と文句を。

それが聞こえないのか
おじさまB「Aさん、なにいってんかよく分かんないんだよねえ」と、またつぶやく。

カメラ師匠なのでしょうけど、それはそれの関係の様子です。

さて、馬ならしが開始。
馬場を馬が駆けて行きます。これが、返し馬ですね。

C-AFのターゲットモード。H連写。ISOはかなり上げています。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

等倍切り出しの感じですが、この位置だと、なんとかフレームに入る画角です。
60mmだけど持って来て良かったよ(´ヘ`;)

多少、被写体ブレはありますけど、御容赦を。
(SSが遅いところもあるかも。もう、なにもかも初体験やし。ただし競馬撮影は役にたったか?)

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

さて、返し馬?が終わったら、いよいよ、的を付けて、流鏑馬の開始です。

6人が3回行うそうです。

おじさまAは、300mm大砲で狙っています。どんな画が撮れたかはわかりません。
となりのおじさまBは・・あれ連写遅くね? 
大砲に囲まれながら、シグマ60mmの小さな筐体を左から右に振り回します。

オリンパスを舐めんなよっ〜


OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

もう、フレームに馬と射手が入る事しか考えてません。

それにしても、バッファリングに最後もたつくのなんとかして〜。


おじさまBが言っていた通り、数百枚は撮りましたけど、なかなか小型望遠では難しい。

その中でも、一の的に当たった瞬間。
OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

その後、少し「ニヤリ」とした射手。
OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

この子(馬)は、少し斜めに走る子だな。
それにしても、跨がりながら、よく弓に矢を準備できるものです。

OM-D EM-1+SIGMA 60mmF2.8

1回目の終わり。今度は広角で。
OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

2回目の最初をこれも、広角で。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

3回目の前に、馬場を後にしました。
おじさまAは「場所、変えるわ」と、おじさまBCに。
おじさまBは「うーん、疲れたわ」と、3人3様でございました。

本日、1時間以上、ほとんど身動き取れない状態での待機は
後日で「ふくらはぎ」にキターと申し上げておきます。

馬場から手水舎でお清めした後、本殿へ。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

秋晴れの素敵な空が広がっています。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

それにしても、明治神宮によく似た作りです。小型サイズですが、そっくり。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

馬場では、3回目の流鏑馬神事が続いています。

久々の「巫女シリーズ」w

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

このお札に付けるお飾りみたいのは、どういう意味があるのでしょうね。
付けている巫女さんとそうでない方がいます。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

三の的がある付近ですね。

やはり、古来のきちんとした服装は「凜」とした感じを引き立ててくれます。
それにしても、最近の街を歩く、女性のだらしなさといったら・・・フェイドアウト。


OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

最後に、御朱印を頂いて、神社を後にします。

OM-D EM-1+M.ZD 7-14mmPRO

まったく想定外の、流鏑馬神事でしたが、行けて良かったです。