SPIRIT2006年07月17日 15時30分

スピリット
李連杰(ジェット・リー)主演の最新作がDVD化されました。
アマゾンで予約していたのが届いたので早速試写。

ジェット・リー最後の武術映画と銘打ったこの作品の中、
伝説の武術家:霍元甲(かくげんこう・フォユァンジャ)
を演じています。霍元甲の一生を描きながら、武術がもつ
そのSPIRITを表現しようというストーリ。

武術関連の本によれば、霍元甲は、劇中と同様幼少時は虚弱でしたが
迷蹤(めいそう)芸という家伝の武術を学び腕を上げていきます。
清朝が滅びる前年に上海にて精武体操学校を成立
(その後精武体育会)したことで有名です。
(この辺も映画で描かれてます)
格闘大会については、いろいろな説があるようで、試合で
日本人武道家を倒したので毒殺されたという説、
試合時は病気だったので弟子が出て勝ったのだが、
元甲はその後日本人医師に診てもらったため
毒殺されたなどなど、史実は不明な部分が多いようです。

霍元甲だけでなく、この当時の中国は列強各国に虐げられており
中国人を蔑むための異種格闘技大会はよく行われたようです。
その中で中国武術が勝ったという話しは枚挙に暇がありません。

話しは逸れますが、ブルースリー「ドラゴン怒りの鉄拳(精武門)」
では、精部門の開祖(霍元甲)が殺されて、日本人相手に大暴れと
いう話しです。

なにかと悪く描かれる日本人ではありますが、SPIRITの中では
中村獅童演じる武道家が最期まで武士道を貫く様は、なかなか
描いてくれない部分でもあり、うれしくもありました。

もうこれで武術映画は最期というジェット・リー。
やはり年齢的な部分もあるのかなぁ。草原の上での表演は
ちょっと首に力入りすぎだったかな(爆)。

マトリックスで有名になったユエン・ウーピンがアクション監督を
してますし、なかなか見せ場があった映画でした。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの管理者は誰?(半角大文字でいれてね)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://motospowerweb.asablo.jp/blog/2006/07/17/448808/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。