永遠の02013年08月15日 00時00分

永遠の0
こんな機会もなかなか無いので
帰省中の2日間掛けて、読書を敢行。

最近、ほとんどが「積ん読」で
なかなか読みかけた文庫本すら完読できない始末。

13日は、どこにも出かけず、この本を読み切る事に専念。

百田尚樹・講談社文庫
「永遠の0(ゼロ)」
全589ページ


この本を知ったのは
コナミ・コジマプロダクションのネットラジオで
小島監督が薦める1冊の本として「風の中のマリア」とともに
取り上げられていました。



フリージャーナリストの姉の依頼で
司法試験に数回落ちて浪人(ニート)中の弟が
特攻で無くなった実の祖父の足跡を辿るお話し。

ある番組で、百田さんの作家活動に触れたものを見ましたが
徹底的な調査=興味のあるものを掘り下げていく姿勢が紹介
されていました。それは、このデビュー作からなのでしょう。

あの大東亜戦争当時の、いろいろな方々の側面を
祖父=宮部久蔵という人物に集約して描かれているのではないか
そう思います。

正直聞き飽きた、歴史の解釈や他国の干渉も要らない。
くだらない評論家や学識経験者のフィルターも要らない。
ましてや反日かつ自虐史観も。

現代の我々がどう感じるとかの解釈も無意味。
史実がどうであったか。
0はそういう意味でもなかなかの良書だったと想います。

物語の中、
姉の同僚である、ジャーナリストが
「神風特攻は、イスラム原理主義の自爆テロと同じで
 特攻はテロリスト」だと言う件があります。

アホらしくて笑ってしまう論理ですが、
そういう輩がいるのも事実。
あの911でも、同義で論じる話がありました。

普通なら、私もココで本を投げ捨てる訳ですが
そこは、作者がきちんと反論すると思って、読み続けます。

とある元海軍中尉との会談で、こいつがコテンパにやられる。
マスゴミ・ジャーナリストと呼ばれる連中を痛烈に批判する
作者の叫びが聞こえます。

『君の政治思想は問わない。しかし、下らぬイデオロギーの視点
 から特攻隊を論じることはやめてもらおう。死を決意し、
 我が身なき後の家族と国を思い、残る者の心を思いやって
 書いた特攻隊員たちの遺書の行間も読み取れない男を
 ジャーナリストとは呼べない』と。

とにもかくにも・・・
終戦の日を今年もむかえるにあたり
どうも、マスゴミの左寄りの意見しか流れないのに
気色悪さを感じます。

◎HKをはじめとする反日放送局では
討論会と称して、怪しい議論を展開します。

何を議論しても、TVに出てくる方々は、トンチンカン。
作為的な演出、計られた出演者だと感じます。

「あの戦争を総括していない」などと、昭和末期生まれの
若造が出てくるのに至っては、反吐がでそうです。

そもそも、国内のマスゴミが「A級戦犯」云々とはなんぞや。
国内法でもなく、国会でも「そんなものはない」と審議され
少なくとも「国内」では、存在しないものを
わざわざ、極東リンチ裁判の判例を、引合いに出す始末。

一番の問題は、国内の新聞社とTV局にあり!
靖國参拝なぞ報道しなければ、それでおしまいです。
外国の意見として中韓のコメを垂れ流す必要が何処にある?

毎年繰り返される、無意味な報道に辟易します。


少なくとも
日本人が立ち上がっていなかったら、この国は存在していない。
それがあの当時の国際情勢です。

さて、話がそれましたが
本書では、そんな枝葉末節は議論されていません。

あと数年すると、生きた証人もいなくなってしまうと
ウソをいう輩が後を絶たなくなると心配です。

本書については、一気に完読した価値がありました。

まとまりの無い感想ですが、この辺で。