小春日和に その壱2010年03月13日 10時30分


ひさびさのお天気。
週間天気で狙ってたので
絶対出かけようと思ってました。

目的地は、三浦半島、観音崎。

結婚する前、カミさんとの初めての遠出もココでした(遠い目)


会社に行く日と同じくらいに起きて
簡単に朝食を済ませて、いざ出発。

一度首都高で、都内から湾岸ルートでも良かったのですが
すでに、首都高速は断続渋滞。

なので、横浜までは、違うルートで向かいます。
それにしても、伊豆とか横浜とか、もうちっと
道路網なんとかならんかのぅ。

横浜横須賀道路に入ると比較的スムーズ。
南風の影響で、横風が強くて、運転注意。

ん年前とは違い、なんと浦賀・馬堀海岸まで高速でいけます。


ようやく目的地付近に到着。
横須賀美術館なんてのが出来てまして
駐車場は、その営業時間外も使えるので
ココに車を停める事にしていました。

横須賀美術館
E-30+ZD ED 12-60mmSWD

ガラスを多用したモダンな美術館は後にして
ココから徒歩で1kmほど歩いて、目的地へ。


走水神社 鳥居
E-30+ZD ED 12-60mmSWD

日本武尊(やまとたける)が走水から上総へ向かう途中、
尊の軽はずみな言動が海神の怒りを招き、海は荒れ狂い
先に進むことが不可能に。

海神の怒りを解くため、弟橘媛(おとたちばなひめ)が
「私は夫である皇子の身に替わって海に入水します。
 どうぞ皇子の東征を護らせ給え」と入水し、海を鎮めた
という伝説がある神社。

袖ヶ浦、袖ヶ浜などの地名は
これは弟橘媛の帯や袖が流れ着いたという伝説
に基づいて名付けられた地名だそうです。
歴史がある名前、大切ですね。
(最近の市町村合併は、こうした歴史を破壊する行為?)


実は、江原(啓之)さんも本で紹介し、
TVでも先日紹介していました。

ま、初デートも観音崎だったので(笑)
そういう縁もあったかと、晴れたら
久々に遠出したくなり、来たわけです。


さて、到着しましたら
すごい人がいらっしゃってます。
TVの影響、凄し・・・と思ってたら・・・・
今日は「針供養」の神事がちょうどその時間から開始。
「針供養」というとなんだかお寺のイメージなんですが
神社でもなさるのですね。

ちょうど参道の広い所で、神事が始まりそうなので
先に小高い崖に鎮座している、拝殿まで登ります。


走水神社 拝殿
E-30+ZD ED 12-60mmSWD



弟橘媛の碑にて
E-30+ZD ED 12-60mmSWD
先ほどの読まれた歌が、碑になって崖の上の
少し広い所に立てられています。



浦賀水道を往く
E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD

拝殿のある所から、浦賀水道が望めます。
沢山の船が、白浪立つ海を通過して行きます。


それにしても
柔らかい雰囲気です。

ま、京都を始め、この数年、祀られている神様を
意識しながら、神社を巡る機会も多いのですが
その手の能力はなくとも、なんとなく雰囲気を
感じられる様になったような気が致します。
(ということは、気のせい?)

拝殿の後ろは、山を切り崩した様な、絶壁があります。
森からの空気が入るこの場所は、静謐な空気に包まれて
いますが、荒々しい雰囲気ではないです。

急な階段を下りて、社務所に参ります。
この階段、ご老体にはかなりキツイ階段です。
落ちたりしなければ良いのですが。

まだ「針供養神事」が行われているので
ぐるりと回って、社務所へ。

二冊目になった、御朱印帳を出して、お願いしたところ
「すいません、今、書き手が向こう(神事)の方へ
 行ってしまってて。ハンコよりも手書きが良いですよね?」
「ええ、書いて頂けるなら」ということで待つことに。

まだ神事が続いているので
ぽかぽか陽気な中、ZD 50-200mm SWDに
EC-14を付けて、試し撮りなぞを。

撮ってみると
EC-14のx1.4倍は、結構効果があります。
しかも違和感がありません。


「絵馬に願いを」
E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD+EC-14
「絵馬に願いを」

これだよ、このピンの合い方。竹レンズの良さ。
(後で気が付いたのですが、オリマス2での情報に
 きちんと+EC-14と出るし、焦点距離もx1.4倍で
 表示されるのです。これ、当たり前ですけど、グー。)




「走水神社 社殿」
E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD+EC-14
やはり、焦点距離が稼げます。いいね。

この神社には、常駐の神職さんがいないそうです。
ローテーションで回ってくるとのこと。
今日の神事もそうですが、氏子さんたち、つまり
この町内会の方々が、何人も裏方で参加されています。

社務所の中で、お守りなど売られている、おばさまも
巫女ではなく、氏子の方。

江原さんが、この殺伐とした時代に残された貴重な
サンクチャリ=パワースポットとして紹介されていますが
これは、神社のパワーの事だけを指してるのではないと思います。

行けば感じますが、この地域の方が
本当に大切にされている様子が、御朱印を待ってる間に
ただ観ているだけで、伝わってきます。

何がパワースポットって、
これ・・・氏子の方々のパワーです。

江原さんが言いたい事って、この地域の力や、
人と人のつながりなのかしらん、と思ってみたりしました。




「心意気」
E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD+EC-14


E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD+EC-14

時間を潰してる間、社務所のおばさま達と、江原さんに神社が紹介され
彼のお奨めで、神職さんが定期的に来るようになったのも聞きました。

30分ほど待って、ようやく神事が終了。
70歳?いや80歳を過ぎた?黒い法被の長老的方(こちらも氏子の方)がいらして
丁寧に、達筆な御朱印を書いて頂けました。


山中諏訪神社もそうですが
その地域で大切にされている神社は暖かく気持ちがよい、
地元に根付いた、パワースポットなのだと思います。

・・・なので、ここへ来る途中で「車を路駐して」犬を連れてた
トレッドヘアのカップル(夫婦?)よ・・・
神様にお参りに来て、誰も見てないと思うなよ。
それじゃ、御利益なぞ望みなし。地域の方にも迷惑さ。



<<<おまけ>>>

おみくじ、ココでも引かさせて頂いたのですが「38番」。

5年ほど、ノートに貼り続けてるんですが
状況が変わらないと、同じ神籤をひくケースが多いです。

ちなみに(プライベートを公開すると)
過去、「38番」を引いたのは・・・

2004年7月24日「高幡不動」
2005年4月24日「高幡不動」
2007年11月2日「箱根神社」
2008年1月2日「富士東口浅間神社」
2008年2月12日「子安神社」
そんでもって、2010年3月13日「走水神社」

とまあ、どんだけ同じ番号って感じ。
なので、数字を見ただけで「またあぁ」という感じ(´ヘ`;)

(今日のカミさんは「45番」でこれまた、
 自分が08年1月2日の38番出現日に引いてるという有様)


どれだけ、自分が成長してないのか?
はたまた、違う状況でも、その言葉から得る何かがあるのか?

たぶん、ちゃんと1から100まであるハズですから
これ、確率としたら、すごいですよ。

そうじゃなきゃ、38番しか入ってないのか(爆)。

なので、大吉なんて関係ないのです。
ウチに持ち帰って、ノートに貼ると、面白いですよん。


つづく・・・

小春日和に その弐2010年03月13日 12時30分

防衛大

さて、走水神社を後に、横須賀美術館へ向かいます。

坂の途中に、防衛大学があって
先ほども、丘の上から、海軍よろしく
手こぎの船で訓練をしていた様子が見えましたが
どうやら昼休みに入った模様。静かです。


美術館に戻り
お腹が空いちゃったので
併設のレストランで食事を・・・と思いきや、丁度昼過ぎ、満席です。

名前を告げて、仕方がないので、小一時間うろうろすることに

幸い、被写体は沢山ありそうですので。

12-60mmSWDにもEC14をかましてみます。


E-30+ZD ED 12-60mmSWD+EC-14


E-30+ZD ED 12-60mmSWD+EC-14


E-30+ZD ED 12-60mmSWD+EC-14


E-30+ZD ED 12-60mmSWD+EC-14


E-30+ZD ED 12-60mmSWD+EC-14

タイトルは面倒なんで、勘弁して(自爆)。

広角側で撮ってるんですが、違和感ないです。
12mmの1.4倍って、17mmでした。
てことはE-P2のパンケーキと、幸い同じ画角。
道理で変に感じなかった訳か。

さて、展望台からエレベーターで下へ。
こちらは美術館です。





E-30+ZD ED 12-60mmSWD
こちらは、美術館内部。EC-14は外しました。

この美術館、2層構造になっていて
この下の階が、実は吹き抜けで1階から見えます。

階下の写真は撮ってなかったんですが
カメラのレンズを向けて(撮るのを躊躇して)いたら、
つかつかと司書のおねえさんが・・・
「あ、撮影禁止ですか? 向こうは大丈夫ですか?」
と丁寧に聞いたのに
こちらの問いかけを無視してですな・・・

「ここは撮影禁止になっておりましてココと◎と・・・
(以下省略)」注意を受けました(´ヘ`;)

まだ、シャッターも押してなかったのになあ。
終いには「フラッシュと三脚は・・」とまだ続けるので
「フラッシュは使いません。」と言い残し
立ち去りましたわ。
いくらなんでも、会話が成立せず、棒読みじゃね。

こちらも他のカメラマンに迷惑を掛けたくありませんので
「撮影禁止マーク」など注意して見てるのですが
館内にあったかどうか・・・・。

なので、美術館への入場は、この時点で却下です。
(・・・大人げなし)

さてと、レストランを見ると、だいぶ席が掃けてきた様子。

ということで、食事にすることにしました。

つづく・・・

小春日和に その参2010年03月13日 13時30分

ACQUA MARE

ようやくレストラン・ACQUA MAREに入れました。
先ほど入れなかったので
受付のお兄ちゃんも「すぐにお席を」と気をつかってくれます。
ま、良きに計らえ。

このお店はイタリアンだそう。
ランチメニューは
フォカッチャとミネストローネのセットも選べるのですが
ここは、アクアマーレの玄米プレートをチョイス。

量が少ないとの、カミさんの仕入れ情報だったので
めずらしく、デザートなんぞも注文しちゃったよ(涙)。



E-30+ZD ED 12-60mmSWD
まずは、サラダが来ました。

そうだ、カミさん練習用にE−P2を持って来てた。
やはりレストランだと、威圧感がないコイツで。



E-P2+M.ZD 17mm F2.8+<ジオラマ>


玄米プレート
E-P2+M.ZD 17mm F2.8


E-P2+M.ZD 17mm F2.8
ジェラートとフルーツ。激うま。感涙。

普段はね、セットについてくる時しかデザートなんぞ
食べな(られな)いものだから、これ、かなりの贅沢。

これで、美術館でのトラブルとかレストランを
待たされたのは、一瞬、忘れた。

デザートは人を幸せにする。ん、これ真理だな。



これで撤収しても良いのですが
もうちょっとお散歩してみます。

目の前は海岸。
しかし、強風20mは吹いているという状態。



「どっぱーん」
E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWD+EC-14


ここからまた、ZD 50-200mm SWD+EC-14の試写です。




なぜ、海岸まで来たかと言えば
こいつ、コイツが空を滞空していたから。
猛禽類のアイツです。




連写なぞして、トライしましたが
グライダー飛行をしているアイツは予測不能。

おまけにC-AFにするの忘れてたよ。

海岸の土手に体育座りで、上空を補足。
頭上を通過していく時には、ワタクシ、腹筋運動状態。

速い、速すぎ。
しかし、ドナドナしたZD 70-300mmより
まだ勝負になります。








こ、こっち見てる?!



通過しちゃったよ(´ヘ`;)


うーむ。
時折、近くにいなくなるので、海なぞ撮って時間稼ぎ。


ベイブリッジが見えてた(現像して気が付いた)。



「連写の軌跡」

PhotoShopELで画像重ねてみました。



最後の一枚。滑空しながら、どこかを補足してる様子。
やはり目が良いのだ。



完敗です。
そろそろ撤収。
しかし、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm SWDの良さ、体感しました。
次の3枚、この竹望遠の良さが出てるかと。









はい、これで撃ち止め。

天気が良い日は、やはり気分がいいです。
E-30でシャッターを押す感覚は
E-P2では味わえないもの。

久々に、E-30撮影、楽しかったです。

おしまい。