オリンポスの女神 M+W?2020年03月27日 23時17分


3月も終わり、そろそろ4月。

チャイナを発端とするウィルス蔓延(あえて「武漢肺炎」と呼びますが)
発生国の隠蔽工作がなければ、ここまでの拡散はなかったかと。

10年も前から大陸依存過ぎると警鐘を微力ながら鳴らしてきましたが
この事が結果的に、脱チャイナにならんことを。

先週の3連休も、1日お休みを付けて、いつもの蓼科にでも?!と思っていました。
前にも書いた、11月からのプチ介護支援は、ひとまず落ち着いたので
1回くらい旅行に行きたいなあ・・・とも考えていました。
いろいろ考えた結果、今はムリと判断。

そんな中、いつもより10日〜2週間ほど早く、都内も開花宣言。
予想通り、桜が咲いた事で「アタマの中のサクラも咲いちゃった」人々は
上野や目黒の桜を見に行ってしまった様ですね(´ヘ`;)。

首都高や高速道路の状況を見ても、赤い渋滞マーク。
これは・・・と思っていた矢先の、都知事の緊急事態の説明と外出自粛の記者会見。
いよいよゲーム「デスストランディング」の世界が現実化しそうな雰囲気。

仕方ないので、近くの桜を定点観測。
あとは雑用とかで、ほぼ外出自粛で過ごしました。

となると、エンディングを迎えたとはいえ
まだ「フリープレイ」で続きができる事になっているゲームでも・・・
クリアできてない所を攻略です。

                👍👍👍

ソフトを立ち上げ、あちこちに隠れ住んでいる住民から「配送端末」で
「配送任務」選択。行くルートは自分次第。好きな所に殆ど行けるのです。

今日は、ココからココまでだから、山岳地帯を迂回して、湖を経由して行こう・・・
そんなルート選択も可能です。

「サム・ポーター」に分して、荷物を背負い、山を昇り歩いて行きます。
来ていなかったエリアに温泉なんかを発見したりして「おっ」となる事も。
なにかイベントが発生すれば、ムービーが流れ、映画並のストーリーが展開します。

今日のルートは、森を抜け、湖を通過するコース。
森の中は「時雨」には濡れないけど、地縛霊的なBTと呼ばれるモンスターも出るかも。
AVアンプに繋いだ5.1chが、環境音やBGM、SEも流してくれます。


適当にルートを決めて進むと、見慣れない湖?いや池があります。
周りは木立に囲まれていますが、そこだけ空がポカりと空いています。
SEは風の音。嫌な予感です。もしかしたら敵キャラが出てくるかもしれません。
と・・・いつもと違う? あれ? ムービー開始かな?


池の真ん中、やや高い所に、1つの人影が浮いています。
「なに?」エンディングも終わってるし、新しい展開です。
<画像はイメージです。これは、ゲーム中のね。>

コントローラーのステックを前に倒すと、キャラクターが前に進み
そして人影も向こうから近づいてきます。
ていうか、なんで、天照大神風な出で立ち?
そもそもこのゲーム、出てくる俳優さんもみんな欧米系です(爆)。

いや良く見ると和風の出で立ちの雰囲気・・・
どこかで見た気がします。衣も青と白いベールの様なモノです。
あ、やべ。これデジャヴだわ。

「ようこそ、MOTO・ポーター・ブリッジズ」・・いや、今は「サム」なんですけど。
今は、フリープレイモードですし、オープンワールドをウロウロしてただけなので
配送任務は担っていません。いや、これなんなんだろう。

画面の下には、PS4付属のマイクを付けろという、指示が出ています。
ん?このゲームの設定にないよな、これ。

仕方がないので、PS4の横に転がしてある、簡易ヘッドセットを接続します。
コントローラーに接続して、様子を見ます。

「き、聞こえますか?」ボイスチャット機能、使わないハズだけどな。
「おぬしの声は、良く聞こえるぞよ」へ、返信が来ました。なんだこりゃ。

「今年の桜はどうじゃ」全然シチュエーションに関係ない話題です。
「咲いてしまいましたね。いや、自粛モードですし、近くの桜は撮りましたけど。」
チャットしてどうする?

しばらく無言。
何か待っているのか、それとも、ムービー読み込みかな?
試しに◎ボタンを押してみるか。

お、展開が。
「おぬしにこの季節に相応しい「おすすめ」を紹介するぞ」そ、それ単なる広告ですか?
「いや、ゲームの途中ですから」んーキャンセルできないのかな、この広告。
(X)ボタンでキャンセル・・・できない?

「以前おすすめした「X(えっくす)」の後、新しい器が出たのぢゃ」ん?Xの後?
ボタンがダメなら、音声認識だよな
「スキップ、いや、キャンセル」・・・て、キャンセルできないの?
とりあえず、◎ボタンを押してみるか!

女神の上から一筋の光が。
そして、次のアクションが始まった。
(ていうか、OKしたつもりはないけど◎だからな)

女神の左手は指を三本立てたVピースならぬ、Wピースの形。
そして右手は、そのWピースを逆にして、両手を少し前に構え始めた。
ん?それって、密教の印かなにかですか?
M+W、アルファベット? バルカンの「長寿と繁栄を」でもないしな。

「Mark3」女神が囁く。
「まーーく、すりぃーーー」さらに呟く。
「え、なんですか?」マイクに問いかける。

「おぬしの所有しておる器の、後継が誕生したのじゃ」
これ、新しいムービーかな。とりあえず、PS4のショット撮っておくかな?
「所有している、てなんですか?」あえて聞いてみる。

「桜の季節はすぐにも過ぎて行くぞよ」いや、そんな状況ぢゃ?自粛の時期ですよ。
「旅行に行きたいにも、いろいろ事情がありますので」
「お奨めの旅先も後で、紹介するぞ」いや、結構です。

勝手にしゃべり始めました。
「2020年2月発売。LiveMOSセンサー2037万画素。TruePicIX搭載・・」
それ、スペックですか? カメラじゃないの?
「アイレベル式液晶ビューファインダー約236万ドット・・・」
面倒だから、も1回Xボタンな。あ、止まった。

あれ、またしゃべり始める。
「世界最高7.5段の補正効果を持つ強力な手ぶれ補正機構と新画像処理エンジンTruePic IXを
 防塵・防滴・耐低温構造の小型軽量ボディーに搭載し、さらなる高画質撮影が可能になりました。」
あ、だめだ次の項目読み上げてるな。

「あの、ちょっといいですか?」マイクに告げる。
「なんじゃ。」お、止まったよ。
「質問、いいですか?」
「なんなりと申せ」Q&Aにも対応か、これは?

「私のもってるMark2ですが、画素数もファインダーも同じですよ。」どうだ。
「そなたの機体は、TruePicⅧ、一世代前じゃ」そうくるか。
「でも、他に違い、あまりないですよね??」どうだ?
しばらく沈黙・・・

「5000万画素手持ちハイレゾ、マルチセレクター搭載、そしてライブND!!」
機種比較で、攻めてきたな。AI搭載広告かな?

「いや、手持ちハイレゾ使わないと思うんですよね。画像がでかすぎるし
 ブログやFlickrでもサポートしてないと思うし。NDもそんなに使うかなあ。
 あ、マルチセレクターはAFポインターとして欲しいけど・・・」

また沈黙。あれ、動きがないな。
試しに、右のジョイスティックを押し込んでみる。画面のズーム機能だな。

ぐっと押し込むと、女神の顔がアップに。なかなか美麗な・・・。
瞑想しているかの様子だが、閉じた瞼の下で、目が動いている様子。
あっ、また、あのレム睡眠じゃないよな?

おもむろに呟く。いつもこれだわ。
「おぬしの友人である「どこ日記」の「どこ。」は既に手にいれておるぞ」け、検索したなっ。

「え、ええ。彼はシャッターユニットも限界だと。これを機に購入したと」
「そうであろう。」うっすらと笑ってる? アルカイックスマイルだな。

「でもですね、検索して頂くと分かるんですが、私のMark2は、OC+の最後のメンテで
 シャッターユニット交換してもらってるので、ほぼ新品ですよ!」どうだっ!
「む・・・むむっ・・・オリンパス修理センターの戯けがっ!」苦い顔になったわ。

よし、ココで追い打ちをおこう。
「それに、写友の「どこ。」さんですけど、実は・・シグマも買ってますよ」小さく囁く。
「な、なんとっ」衝撃的だった様だ。

「・・・し、志熊の奴め、しくじりおって」きっと臍(ホゾ)を噛む思いだろう。
「もしかしたら「fp」も買えたかも、と言っていましたよ」トドメだっ。
「・・・・」

よほど悔しかったに違いない。
しばらく、沈黙が続く。

「そういえば」急に話題を変えてきたな。
「あたらしい鏡胴に興味はないか?」あれ、なんか志熊老師ぽいな。
「れ、レンズですか?」特段、欲しいのないけどな。

「ああ、PEN-Fに合う小型のが欲しいんですけど、12-40mmPROはとうに売りましたし、
 ちょっと大きいから、買い戻す気にもならないんですよね。パナの12-60mmかな?」

パナと聞いて、ちょっと焦った様子だ。
「お、おおお。そんな事はないぞよ。そなたにピタリの品がある。」
こんどはレンズの広告かな。危ないぞ。

「小型ながらも「職人」の名を冠した鏡胴がでるのじゃ」
しょ、職人? PROの事ですかい。
「弥生の吉日、二十七日。いまなら容易に手筈できるぞ」うーむ。小型ってどんな?

「焦点距離がどうなんです?12-100mmPROもあるんですよ」
「その鏡胴では長すぎるであろう。さらに小振りになったものよ」遠くを見つめている。

女神がおもむろに、襟元に手を差し込む。
少し膨らんだ胸元、え、意外に、きょ、巨・・・
差し込んだ手を引き抜くと、手には黒く小さいレンズが。

「12-45mmF4 PRO・・・」それにしても、小さいっ。小型なレンズだ。
そして、レンズを出した終わった胸元も、ち小さい?

女神がそう囁き、天を仰ぐように顎を上げる。その先には青い空が。
しかし、周りには暗雲が立ちこめ、雷鳴も聞こえる。サラウンドがグルグルまわる。
それにしても、ホカホカしたレンズ出すのって志熊老師と同じだな。

「でも、武漢肺炎の影響で、どうせ27日とか間に合わないでしょ??」きっとそうに違いない。

「ふ、ふふふふふ」え、笑ってる?
「ほ、ほぅっほっほっ」右手で口を隠すけど、小指立ってますよ、それ。
「え、何が可笑しいんです??」サプライチェーンが分断されつつあるのだ、心配だよ。

真顔になって女神はこう告げる。
「おぬしのアホな会社とは違い。既に手は打ってある。心配無用じゃ。戯けもの!」
し、叱られちゃったよ。工場はC国じゃないってことかな?

「そ、そうなんですか。今、予約すれば、間に合うと」
「確約はできぬが、おぬし次第ぢゃ」え、どうすんのよ?

「でもなあ、先立つものがなあ」ちょっと引いてみる。
再び瞑想。また検索中?
「お布施の心配は無用じゃ」え、タダなの?

「先日の介護支援で、義母から金一封を得ておろう?」な、なんで知ってるの?
まあ、御礼と言っても、当然レンズを買える程ではないけど
正月とかプチ独り暮らしになったお詫びもかねて頂いたのだ。

「そして、本日「特許」の奨励金も出たようだな」な、なんでそっちも?
「え、ええまあ。合わせるとなんとか行けそうですね・・・」
そう答えてしまったのが最後だった。

「会員番号は34XXXXXX。おぬしの声を聞き届けた!
 弥生の吉日、配送センターより運ばれるであろう。」
個人情報保護で伏せ字はありがたいけど、予約完了なの??

「え、ちょ、ちょっと強引ですよ。ま、待って・・」
マイクに向かう声もむなしく、女神が消えて行く。

「そして、その中身は「こ・わ・れ・も・の」」そう呟くと
女神は、ゆっくりと唇の前に人差し指を立てる仕草をした。

女神を中心に、ブラックホールが吸い込まれるが如く、空が吸い込まれる。
そして、ビッグバンの様に、拡散・・・ドーンという大音声と伴に、爆発。

ボイドアウト(対消滅)だ。物質と反物質がぶつかり合う瞬間。
そして、画面が真っ暗になった。

                 👍👍👍

気がつくと、PS4のコントローラーが振動している。
モニターを見ると、川にはまって動けなくなっているキャラクターが。

あ、カミさんがいなくてゲームやってる途中で寝落ちしたのか。
セーブを掛けて、システム終了。寝なくちゃ。

・・・と、携帯にオリンパスからのメールが。
タイトルは「【オリンパス オンラインショップ】ご注文を承りました 」とさ。


                 👍👍👍

そして・・・・
オリンパス配送センターから、お届けものが。


そして、中身は
「こ・わ・れ・も・の」。

                 👍👍👍

ちなみに
今回は、かなりフィクションが入ってます(いつも)。

ゲーム「デスストランディング」には、AI広告はありません(爆)。
オリンパスのカメラもレンズも薦めてきませんので、ご安心を。


ネタとしては、かなり強引だったかなあ。