SLの旅2006年08月12日 18時00分

SL
地元に帰ったついでに、足を延ばし
大井川鉄道のSLに乗りに行きました。

「大井川のSL予約したから行ってくるよ」親父に報告。
「ん、そうか。30年代の列車だから綺麗じゃないし、
そんなにいいものでもないぞ。SLなら長瀞の方がいいな」と父。
それ、身も蓋もないですから(><)

とはいうものの、東海道線で「金谷」に行き、そして大井川鉄道に
乗り換え。今年はSL復活30周年、お盆の土曜ということもあり
家族連れも多く、にぎわっていました。

たしかに昭和30年台に活躍した車両は、木製のままでボロボロ。
もちろん冷房もなく、扇風機が回るだけですが、窓から入る
大井川からの自然の風が心地よく、なんだかホッとします。

「SLが煙を出すといっても、列車内は禁煙になっております。」
とアナウンスする車掌さんは、途中「汽車ポッポ」や「SL音頭」
を歌うサービス精神。途中買ってきた駅弁を食べたりの「千頭」まで
の1時間半は、意外とあっという間でした。

乗ってきたSLは、昭和5年生まれのC10−8。
75歳のおじいちゃん列車ですが、乗っている分には電気だか
蒸気だかわかりません(爆)。
ただ、時折窓から(今は黒煙が少なくなっている)入ってくる煙が
「あああ〜昔はこんなんだったのか」と旅愁を感じさせます。

千頭は、ここから寸又峡や井川へ向かう、いわば中継基地。
どっといた家族連れは、しばらくしたらどこかに
消えてしまいました。

日帰りでしたので、近くの豊川稲荷千頭分院や”なんちゃって”
「千頭温泉」などに入った後、親父推奨の「帰りはクーラーも
ついている、(普通の)電車」で金谷に戻りました。

子供の頃、従兄弟に誘われて写真を取りにいった
SLですがようやく乗ることができました。
http://www.oigawa-railway.co.jp/